当時の状況を振り返ってみると・・・昔からのシャンソンファンは1940年代後半から1960年代前半のスタンダードな「いわゆるシャンソン」を好まれると思いますし、今でも「シャンソン歌手」として活躍されている方が歌うのもその年代の歌やそれ以降でもジャック・ブレルやシャルル・アズナブール、ジルベール・ベコーなどの歌手の歌が多いと思います。いわゆる『イエイエ』に属するようなフレンチポップスや、8月に取り上げたディスコ系の音楽などは先ず取り上げませんね。
しかも、1970年代後半にもなるとハードロック系の音楽が席巻したとともに日本のポップスも急成長し、アメリカのポップスとはちょっとニュアンスの違った世界を構築し、ファンも急増していました。私よりも若い世代は洋物のポップスよりも日本のポップスを好むようになったと思います。
閑話休題。ニコラ・ペイラックは1949年10月生まれ・・・なので私と同年代です。医者の家に生まれ本人も医学の勉強をしていました。
1973年「La Bible 」というシングル盤を出したのがレコードデビューでしょうか?1975年には今日のタイトルの「Et mon père」(邦題:そして親父は)を出しヒットしました。歌詞は、検索するとすぐ出てきますが、父親から聞いたサン=ジェルマン・デ・プレの様子が歌われています。ジュリエット(グレコ)や(ルイ)アラゴンなんかの名前も出てきますね。
現在も歌手としての活躍を続けていますが、1994年には最初の小説を出版しその後も何冊か書いているそうです、残念ながら読んだことはありませんが。
では、「Et mon père」(邦題:そして親父は)を聞いてください。
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惑星モルファス
mimiha
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