・萩生田官房副長官 「田舎のプロレス」発言を撤回、陳謝
萩生田光一官房副長官は24日、衆院議院運営委員会理事会で、
野党の国会対応を「田舎のプロレス。ある意味、茶番だ」と批判した発言を撤回し陳謝した。
野党の反発で25日以降の審議日程の決定が遅れ、
萩生田氏は「結果として国会審議に影響を与えたとすれば不徳の致すところだ」と記者団に語った。
与党からも政権の緩みを懸念する声が出ている。
民進党など野党4党は24日、国対委員長会談を開き、萩生田氏の発言への対応を協議。
社民党の照屋寛徳国対委員長は「プロレスのように跳び蹴りしたい」と強い姿勢で臨むよう主張した。
自身がプロレスファンという民進党の山井和則国対委員長は記者会見で「プロレスに対しても田舎に対しても失礼だ」と批判した。
社民党の吉田忠智党首は会見で、トランプ次期米大統領が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)離脱を表明した後も承認案の審議を続けること自体が茶番だと反論。
「プロレスが茶番かどうかアントニオ猪木議員にぜひ聞いてほしい」と述べた。
衆院議運委理事会に先立つ参院TPP特別委員会では、民進党の蓮舫代表が「国会審議が茶番で、野党は邪魔する存在なのか」と追及。
萩生田氏は「野党がそのレベルだとは思っていない」と釈明した。
今国会では山本有二農相が「強行採決」に言及するなど政府・自民党の失言が相次いでいる。公明党の漆原良夫中央幹事会会長は「大変不謹慎な発言だ」と不快感を示した。
一方、無所属の猪木氏はこの日、参院外交防衛委で質問した際、萩生田氏の発言には触れなかった。
http://mainichi.jp/articles/20161125/k00/00m/010/057000c#csidx94c4fe0b67d980397549e768ce2cd4b
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・元プロレスラー、自民・馳浩前文部科学相「俺と勝負するか?」 萩生田光一官房副長官に挑戦状?
「田舎プロレス」発言に反応
自民党の馳浩前文部科学相は24日、萩生田光一官房副長官が民進党の国会対応について
「田舎のプロレス」などと発言したことについて「俺と勝負するか?」と語った。
国会内で産経新聞の取材に応じた。馳氏はプロレスラー出身。
萩生田氏への「挑戦状」とも受け取れるが、発言そのものの評価には触れなかった。
ただ、萩田氏の発言は「プロレスをバカにしている」とも取れるだけに、思わず“反応”したようだ。
萩生田氏は23日、都内の会合で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案などの衆院採決に猛反発した民進党などの対応を念頭に
「『田舎のプロレス』といえばプロレスの人に怒られるが、ある意味、茶番だ」と述べていた。
http://www.sankei.com/politics/news/161124/plt1611240024-n1.html