UNDERGROUND MOTHER

タイトルはご本人には大変失礼かもしれませんが、自分が音楽を聴く前からご活躍されていたし、ただステージに居るだけでもう圧倒的な存在感…


数年前のフジロックの特番で長髪でスピーカーに足をかけてリズムを刻みながら歌う姿がヤケに印象的に残ったア－ティスト、


それが、PATTI SMITH

今回のフジロック行きを決めたのもただ、パティオ・スミスを観たい一心だった。

孤高の吟遊詩人は自分の性格上、大好きだし、音源やライブは観て来たけど、

あの人のライブパフォーマンスはまだキチンと観てないから、無謀にも野外フェス初心者のオレでも、突き動かしてくれた。


当日は移動での大渋滞と、天候不良が重なり、かなり心が折れ気味だった。


それでも途中で会えた知り合いのおかげで、何とかしのげた。


雨が降ったり止んだりの会場もパティ・スミスのライブの時は雨は止み、一瞬、光が注すような穏やかな空間になった。


母親が子供に語り掛けるような優しい感じだったり、

社会の理不尽な事に関して背を向けずに対峙するべきだ、みたいな指導者のような姿になったり、

孤高の吟遊詩人のパフォーマンスになったり緩急付けながら素晴らしい時間を体感する事が出来た。


こういう音楽、ライブパフォーマンスが指示されている事は嬉しい事だし、次の世代の人も聴いて欲しい。

リアリティ溢れる人の音楽やパフォーマンスには嘘は無いから。