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2006年09月04日 00時05分47秒 | 格闘技・プロレス
知らなかった・・・

「豪腕」マイク・ベルナルドが現役引退へ

96年K-1 WORLD GP 準優勝者の「豪腕」マイク・ベルナルド(37=南アフリカ)が現役引退することになった。首の故障が長引いたため。
9月30日の同GP開幕戦で引退セレモニーを行う予定。

http://www.nikkansports.com/battle/p-bt-tp0-20060822-78993.html
http://www.so-net.ne.jp/feg/report/20060826r_11.html

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ショックだなぁ・・・

初期 K-1 を盛り上げた立役者、(敢えて、ここではこういう)

『南アフリカの重戦車』 マイク・ベルナルドが引退・・・


初期 K-1 を観ていたモノとしては、ベルの出現は強烈だった。

K-1 創世期は、正道会館のカラテワールドカップを引き継いだ形で、

カラテ vs キックの構図が出来始めていた。


正道会館は佐竹や後川、金や中川が『常勝軍団』として、空手の他流派やキックのリングを席巻していた。またRINGSにも参戦を開始していた。

キック界もモーリス・スミスを中心に、その8年間無敗だった、スミスを破った当時はまだ、グリーンボーイだったピーター・アーツ。

第1回のK-1で一気に注目も浴びた、クロアチアのブランコ・シカティック、

当時はクルーザー級だったアーネスト・ホースト。

オーストラリアの豪腕、スタン・ザ・マン。

ムエタイの砦、チャンプア・ゲッソンリット。


そして、極真会館を電撃離脱した、アンディー・フグとサム・グレコ。
アンディーとサムは正道館の空手のトーナメントやワンマッチで怒涛の快進撃を始める。


ヘビー級の試合が注目され始め、TV中継も勢いがつき始めた時期でもあった。


95年の K-1 GP からベルナルドが参戦を始める。

当時としては全くのノーマーク選手だった。

GP 1回戦で当る選手はアンディー・フグ。

アンディも、94年のカラテワールドカップを余裕で優勝し、グローブ着用の試合でも、GP優勝者シカティックを判定ながらも破る大金星を上げる、
誰もがアンディも勝利を予測していた。

が、GP1回戦で、ベルナルドがアンディに秒殺勝利!

9月にリベンジマッチを組まれるもベルは返り討ちにして、一気に注目を集める。


96年のGPも、2年連続優勝のアーツを豪快なKO勝利で、横浜アリーナを興奮のルツボ化にさせる。

決勝は因縁深いこれまた、アンディと。

ワンデイトーナメントの負傷で、惜しくも準優勝となるが、実力・人気ともに不動のものとなる。

佐竹の戦線離脱により、K-1 は『外人天国』となるが、
アーツ・ホースト・バンナ・ベルナルドと『K-1 外人4天王』時代になる。

日本人選手のエースが不在でも、4天王+アンディが主軸をなり、ムーブメントとして、盛り上がっていく。格闘家として、CMに出演したり、TVに出るなど、話題には事欠かなかった。



その後、K-1 は本格的にアメリカ ボクシング界に挑戦を表明。

先陣を切って、送り出されたのが、ベルナルドだった。

手始めにローカルタイトルながら、WBF世界ヘビー級タイトルを奪取。

その後、バンナやセフォーも送り込むが、K-1 側も、当時、ボクシング界のフィク

サー、ドン・キングとの交渉が頓挫したり、キングがタイソンとの様々なトラブル

で、本格的な開戦には発展せずに、フェードアウト・・・


K-1 に復帰後は、何故か歯車が合わずに良い結果が出ないまま、

停滞した時期が続く。長年、所属していたスティーブスジムを離脱するが、

混迷・・・


結果的にスティーブスジムに戻ることになるが、怪我が治るとは無かった・・・




間違いなく、K-1 を牽引していた選手の1人であったから、引退は本当に寂しい。

ああいった、個性あふれる選手ももう出て来ることもないかなぁ・・・






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 マイク・ベルナルド

・所属  スティーブズ ジム

・生年月日 1969年7月28日

・出身地 南アフリカ

・身長 193cm

・体重 110.5kg

・バックボーン ボクシング

・ニックネーム 豪腕

・入場曲 「Live」Larkins Juice(K-1 WORLD GP 2001 in 福岡)
    「Push Push」TONY&MIKE(K-1 WORLD GP 2003 開幕戦 ALL STARS)

・主な獲得タイトル

WBF世界ヘビー級王者

K-1 GRAND PRIX '96 準優勝

K-1 GRAND PRIX '98 第3位

ワールド・オリンピック キックボクシングスーパーヘビー級チャンピオン

K-1 WORLD GP 2000 in 福岡 優勝

K-1 WORLD GP 2001 in 名古屋 第3位


・対戦成績 76戦/53勝/18敗/3分/42KO/2無効試合

総合格闘技 1戦/1分


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