~以下、毎日新聞1月16日付~
親が育てられない子供を匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」を設置する熊本市西区の慈恵病院は16日、同病院で記者会見し、日本テレビ系列で15日に放送が始まったドラマ「明日、ママがいない」について「差別に満ちた内容だ」として日本テレビに放送中止を求めると発表した。
全国児童養護施設協議会の武藤素明(そめい)副会長は「内容が今の児童養護施設の現状とかけ離れている。子供を動物扱いし、平手打ちやバケツを持たせて立たせる行為は施設内虐待に当たる。里親制度も実態と違う」と憤る。さらに「番組の舞台は国が進めようとしている地域に根差したグループホームであり、番組の体罰的な場面から国民や世論の理解も得づらくなる。いくらフィクションでも、子供や親、職員の人権を侵害している」と話す。同協議会は、週明けにも日本テレビに抗議文を出す予定だ。
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思えば だいぶ前にも こういった“差別”がらみの問題、起こったよね?
◆1998年、知的障害者を扱った『聖者の行進』ってドラマ(TBS)
彼らを保護すべき立場の人間(社会的地位の人間/雇い主)が
影で弱い立場の人間を虐める(陰湿な暴力を振う)・・ってストーリーだった。
《このドラマも 賛否両論出たもんね・・》
児童擁護施設へ訪問した経験がある一人として言わせてもらうなら
やっぱり いくら演技とは言え
中で働いてるスタッフを馬鹿にした作りになってるかな?とは思ったかな・・。
実際は もっともっと あったかいよ・・。支える側もそこに暮らす人も・・。
園長的立場の人間。。片足引きずりながら三上博史さんが演じてた役ね?
朝食ひとつ食べさせるのに『泣いてみろ』『泣けた奴から飯食っていいぞ』とか
何様?って感じだし・・
一番 疑問を感じたのは
まるで競売に賭けられる馬のように子ども達が
『わたし いつになったら~』と言ってるとこ
子供は決してモノではないはず・・。
あれは とっても失礼な表現だと思う。
子供に媚を売る事を教えてる園長ってのも おかしすぎ・・。
里親になる夫妻からもらったケーキ、地面に落としたのを拾って食べるな(自分たちはそこまで惨めな存在ではない、プライドは捨てるなってことなんだろうけど。。)
な~んか 素直じゃない子供=擁護施設の子はみんなそう。。みたいにTV見てる人が誤解しそうで・・心配。
★ま、ドラマが展開してく中で追々 三上さんがどうしてあんな風に子ども達に厳しくしてるのか?世の中の大人を信じるな~みたいに折檻してるのかは
これから分って来るんだろうけどね?
◆例によって≪野島マジックっていうの?≫
虐めてる側の人間も何らかの理由があって子ども達に厳しく接してるんだろうけど。。
昔ながらの優しさを持つほんの一部の人間と
一般的な現代人/人の事なんかどうでもいいって感じで冷めざめしく生きる世の人々
(⇒三上さんとか子供たちを虐める側の人間ね?)を置いて
TV見てる側に訴えかける、考えさせようって魂胆なんだろうけど◆
ちょ~っと フォローがなさすぎ。。
せめて どこかに世のあたたかさを教える存在・・
そんな人物が登場すれば このドラマも救われるのにね?