座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

虎渓三笑図 その3

2011-02-10 | 彫刻
「虎渓三笑図」略して「三笑図」というのは、
山水画というか、禅画としては よくあるテーマらしく、
昔から作品も多いようです。

ネットで検索していたら、
なかには、お皿や とっくりの絵柄になっているものも 見つかりました。


  
長崎県所蔵工芸品ギャラリーより

このお皿の絵では、指さす人と 両手を出している人とが 
吉祥寺の彫刻とは 左右が逆ですね。

そうして、上のHPには「3人は、手を打って大いに笑った」とありますので、
両手を出している人は 手を打っていたのかも?



   ちょっと違うかも?


 



   赤絵虎渓三笑図六角徳利
〔あかえこけいさんしょうずろっかくとくり〕  彦根城博物館蔵

この写真ではわかりにくいのですが、どうやら人が橋の上にいるようです。

気の合う人があつまって この徳利でお酒をのんだら
さぞかし楽しいだろうと思います。






 ←猫のことわざ・故事成語より拝借

写真を見るだけで楽しくなります!

この猫、笑ってませんか?













キーポイントは、三酸図と同じく、
儒・道・仏 の三つの教えの 基本は同じものだ、
という所にあると思います。



この絵には お坊さんがいないから、少しハズレていると思う。 残念!



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4 コメント

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お礼まで (fuuten-tora)
2011-02-10 23:49:53
お世話さまになっています。
「虎渓三笑図」興味深く拝見させていただきました。『話に夢中になり意気投合すること』などとありますが、浅学故詳しいことはこれから勉強させていただきます。

これからもよろしくご指導ください。
先ずは御礼まで
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こんばんは (座敷ネズミ)
2011-02-10 23:50:55
「虎渓三笑図」、まだ続きます(苦笑)。

冷汗ものですが、調べて 私なりに理解した範囲で書いていくつもりです。

今後ともよろしくお願いします。
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ボストン展 (菜園す)
2012-06-06 00:15:40
上野のボストン美術館展に行ってきました。
曽我蕭白の虎渓三笑図屏風が展示されてました。
解説では
「東晋の僧・慧遠は廬山に東林寺を開き、俗世に繋がるとして三十余年も虎渓橋より外に出なかったが、詩人の陶淵明と道士の陸修静が訪問した際、見送る時に話に夢中になってこれを渡り越し、虎の鳴声で気づいて三人とともに大笑いしたという。」
虎の鳴き声は、笑ってる場合ではないよね・直ぐに逃げなくていいの!
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「ボストン美術館 日本美術の至宝」 (座敷ネズミ)
2012-06-06 00:40:55
実は、もっともっと続きを書きたかったのです!
廬山とか、慧遠とか、いっぱい書きたいんですよ!
でもウィキペディアを見ればわかるのか。。。、
という感じで、なかなか踏み切れません。
前のコメントへのお返事で
「まだ続きます」なんて見栄を切っているのが恥ずかしい。。。

「ボストン美術館 日本美術の至宝展」、行きました。
ずらり並んだ国宝級の至宝が、日本人の手では 守れなかった時代があったのだ、という事が悲しく、
守る事に尽力してくれた人たちがいた事が有難く、
これまで守ってくれた人々に感謝し、
存続してくれた名品の数々は「ある」、それだけでいい、と思いました。
現代の技術で 修復できるのですから。
ただ 蕭白の龍の、頭と尻尾だけのヤツは、どうにかして真ん中の胴体の部分の屏風を探し出して欲しい!

蕭白の三笑図、あれは、絶対、酔っ払ってます!
少なくとも、真ん中の人は、へべれけでしょう!(笑)
へべれけで、しかも、橋の上! 
逃げられませんね(笑)。
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