朝ドラの「虎に翼」を楽しみにしています。
主人公は、猪爪虎子(いのつめ・ともこ)。
様々な困難に立ち向かう、勢いの良い女性です。
昔は 女の地位が低かった、というのは
わかっていたつもりです。
ですが、あんなに〈人権〉がなかったとは、驚きです。
法的に無能!?
女性の参政権獲得に 市川房江さんたちが
頑張っていた事は 一応は知っています。
(市川さんの顔も覚えています。)
でも、私には それは最初から与えられていたもので、
それ以前の日本の女性たちのありようは
ちょんまげ姿の江戸時代のもののように感じられていました。
頑張った女性たちがいたからこそ、なんですねぇ。
これから虎子たちに ガンガン立ち向かっていってもらえる
と思ったら、もう楽しみでしかありません!
主人公のモデルは三淵嘉子(みぶち・よしこ)という人です。
大正3年生まれ、昭和59年没。
日本初の女性弁護士になり、
昭和24年(1949年)には、
家庭裁判所を学ぶためアメリカに派遣されます。
後に裁判官になりますが、
退官後も含めて、
その間、ずっと活躍しっぱなし
挫折ももちろんありますが、
それらに負けない嘉子でした。
享年69歳。
ドラマの中の虎子達の
これからの活躍にも期待しています。
それにしても、華族のお嬢様って、
あんなデコラティブな装いだったんでしょうか?
半襟、着物、羽織と、ぜぇ~んぶ、柄物!
そして、演じている岸井ユキが
とても美しく華族らしく見えるのは、
あのヘアスタイル(大正巻き?)が
彼女に似合っているからだと思います。
昨年 12月に
サンドラ・デイ・オコナーというアメリカ人女性の
訃報がありました。
アメリカの元連邦最高裁判事だったそうです。
この女性は
米社会が 男性優位から女性解放へと動いた激動の時代に
才能と努力で道を切り開いていった人、
と新聞の「追悼抄」に紹介されていました(2024.2.22 夕刊3面)。
93歳で亡くなっています。
ロースクールを終了しても、
女性であるという理由で
弁護士としての採用を断られたそうです。
〈自由の国〉アメリカでもそうだったんだ!
虎ちゃん、お仲間がいたよ!
彼女はめげる事なく 与えられたポストで努力し続けて
その後 結婚や出産を経て
連邦最高裁の判事となりました。
「女性の権利をふりかざすことなく、
冷静な仕事ぶりで
男性と同等の能力を発揮できることを示した。」
と記事は賞賛しています。
なんてクールなハンサム・ウーマン!
三淵嘉子にも サンドラ・デイ・オコナーにも
私なぞは 遠く足元にも及びませんが、
生きていく元気をもらえる女性たちに
感謝したいです。
という事で、これからも テレビの前で
ドラマを楽しむのです。
主題歌もいいですね。
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