座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

雅楽と世界平和

2019-11-23 | おしゃべり

お施餓鬼の日の講演は 雅楽についてのお話でした。

 

講師の先生は 資料を50枚も 持って来て下さいました。

 

足りなくて、あわてて さらに 30枚 コピーしました。

 

(2枚 残りました。)

 

大勢の方々に お越しいただいて とても嬉しいです。

 

 

 

先生は 篳篥(ひちりき)も持参下さり、

ちょこっと聞かせていただきました。

 

私は 廊下から その音を漏れ聞いたのみですが、

不思議な楽器ですねー!

 

縦笛なのに、ラッパ的な音がします。

 

          

 

 

聞かせていただいたのは 竹でできたものだったでしょうか。

 

なにしろ、「ひちりき」という名前も 変わってますよね。

 

そして、どうやら、「音階」がハッキリしていないらしいです。

 

いただいた資料(の、コピー)によると、

「1オクターブの音域を 滑らかにつなぐ独特な奏法」だそうで、

「ド・レ・ミ・ファ」といった ハッキリとした切換えがない?

ように聞こえました。

 

 

 https://www.youtube.com/watch?v=psrbhXeUWzE&feature=emb_logo

 

↑ ↑ ↑ 東儀秀樹氏による「Imagine」。

     やはり特別級な方です。

 

 

 

 

 

面白かったのは、その後の 一音庵での漏れ聞いたお話で、

「雅楽」の世界では 天台宗とか浄土宗とか、

あるいは <仏教>とか<神道>とかの別がないのだそうです。

 

え? みんな おんなじ?

 

それって、面白いじゃないですか?

 

 

 

いつか 世界の宗教を 雅楽の側からひとまとめにして、

いえ、まとめると言っても、みんな違うから 違ったままで、

それでも 違いを認めつつ 同じ雅楽でまとまって

世界を平和にできたらいいなー。

 

それらを まとめるのは、天台宗が 一番 適任なんじゃないですか?

 

と、まあ、それに近いような言い方を なさってらっしゃるように

お聞きしました。

 

天台宗、期待されています!

 

お持ちいただいたのは カバンに入る小さな笛でしたが、

先生は 同時に 壮大なお考えをお持ちでした。

 

埼玉県内では、雅楽を演奏なさる天台僧は

3人ほどしか いらっしゃらないと

住職は言っておりましたが。

 

もっと盛んに研鑽を積んでいる宗派もあるようですが。

 

ガンバレ、天台僧!

 

 

 

 

 

  宮内庁のホームページによると、

        

 

 

「5世紀頃から 古代アジア大陸諸国の 音楽と舞が

仏教文化の渡来と前後して 中国や朝鮮半島から 日本に伝わってきました。」

との事です。

http://www.kunaicho.go.jp/culture/gagaku/gagaku.html

もはや 日本の文化と 混然となっていて

大陸とか 半島とか 日本古来のというふうには

識別できないものになっている雅楽。

  

1300年の歴史をもつ 雅楽。

 

西暦701年に <雅楽寮> というのが設置されました。

 

この雅楽寮が 世界最古のオーケストラだそうです。

 

楽器の種類も たくさんありますね(ほとんど知らないけど!)。

 

 

奥が深いのでしょうね。

 

世界平和にまで 思いをはせる事ができるほどに。

 

 

 



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