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さて、「三聖吸酸の図」、
菜園す の亭主さまによりますと、
「瓶(かめ)を中心に孔子、釈迦、老子の三聖人が立っております。
瓶には酢が入っていて、酢を指につけてなめ
「すっぱい」と目をしかめている様子を描いたもの。
宗教は異なっても酢が「すっぱい」という真理は一つ、という、
儒教、仏教、道教の三教一致を風刺した画題。」
とのことです。
面白いですね、並び方が同じです。
席替えをしなかったんですね(笑)。
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M仏教大辞典(全10巻)の三教図の項目によりますと(第2巻 p1479中~)、
この図の描き方は 禅宗の渡来と共に伝わったようです。
室町時代に五山の禅僧によって 盛んに書かれるようになったとあります。
真ん中がお釈迦さまで 孔子・老子を従えた三尊仏の形式をとっています。
つづく
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