ネズミモチの花が咲き始めました。名前はこの木の実がネズミの糞に似ているから。ふーん。そうなんだ。
最近公園などで見かけるのは、かなり大きな木で、葉も大きいトウネズミモチです。なんだかネズミモチが肩身が狭くなったように思えてきます。私はやはり小型のネズミモチが好きです。
生垣に混じって数本のネズミモチがあります。
ネズミモチの花穂です。
トウネズミモチとネズミモチの違いは単に大きさだけではありません。
花穂ですが、ネズミモチは枝が白っぽいです。トウネズミモチは写真が無いのですが、ここの枝がかなり赤っぽいです。
今花が咲き始めるころですから、公園などで確かめることができます。
花のない時は葉っぱの比較です
これは2年前のもので、葉を透かして見たものです。片方は葉脈が白く透けて見えています。これがトウネズミモチです。
唐ネズミモチは透ネズミモチなのでした。覚えやすいですね。
ネズミモチのほうは、主脈だけ見えて支脈はほとんど見えません。
同じ見分け方でツバキとサザンカを見分けることができます。左側がツバキです。葉脈が透けて見えます。右側がサザンカです。
ツバキとサザンカはともに品種数が多いので例外もあるかもしれませんので、花弁の散り方や子房・実の表面の毛の有無などで総合的に見分けることが大切です。
というわけで、葉を透かして見ることは、ネズミモチとトウネズミモチを見分けるのとサザンカとツバキを見分けるのに有効です。
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