この頃、仕事で新人の世話をしている今日この頃。
私、教育係でも何でもないんです。
どちらかというと、プロジェクトを進める方の人。
まあ、会社側にも文句はありますが。。。今のところ大変でもないので、文句も言わずにやってます。
その中で思うこと。
「これって働き方改革の弊害だよな~」
と思うわけです。
それとも、ゆとり教育の大罪なのか。
なんか「作業時間」「指示される」「考えない」そして「世代」にすごいこだわっているという点。
はっきり書くと
「学生時代何やってたの?」
という感じ。
とにかく、技術力ない。ほぼゼロ。その割には定時帰りにこだわっている。
学ぶ、知る、自分の血肉にするという考え方が無い。
その割には、自信過剰。
「その自信は、どこから来るの?」
と。
以前読んだ本の「バカは、自分がバカであることに気が付かない」という事を実践している。
まあ、それほど期待もしていないというのもあり、厳しくは言いませんが。
”働き改革”で仕事時間について、語られることが多くなっていますが、本質が間違っていると思っています。
言葉尻ですみませんが
「~という作業を~時間でやること」
と
「~時間で~作業をやること」
という言葉。
多分、働き改革は後者を言っていて、「1時間かかる作業を30分で終わらせよう」という事。
つまり、個々人の能力を上げ、プロになっていきましょうという事だと思っています。
難しく言えば「不可能を可能にしよう」です。
ところが、8割ぐらいのひとは、前者の「時間」を中心に考えていると思われます。
そのため、異常に時間にこだわる。
それは、政府が時間ばかりを宣伝文句に使うから。
政府が「お前らバカだから時間ばっかりかかるんだよ。賢くなれよ。そしてさっさと帰ろよ」と言わないから。
まあ、こんなこと言ったら大変なことになるんだろうけど。
だって、賛成2割、激怒8割なんだもんね。
ちなみに、この8:2は、パレートの法則によります。。。大体こんなところでしょうけど。
そして「指示されたい」にこだわる。
でもね、「指示されたい」の反対に「指示する」という言葉・・・というか人がいる。
働き方改革は「指示する」人の負けを意味する。
それは、国力の低下を意味して、日本全体「指示されたい」人集団を作ろうとしていると感じます。
だからね、ある程度の格差を容認すべきで、「指示する人」と「指示される人」の報酬格差を広げるべきなんです。
ところがやったことが「同一労働同一賃金」だっけ?
本質は違うところにあるんだろうけど、8割が勘違いする人なんだからね。
言葉だけが独り歩きする。
つまり
「どれだけ働いても賃金が変わらないから、賢くならず、時間で仕事をして、時には”私には難しすぎます”と言えばハッピーになれる」
と考えられるわけです。
この短絡的な考えになるように仕向けたのが「ゆとり教育」。
そして、暴れればお金を配ってくれる「政府」。
個々人も、国も「中長期」を考えようよ。
今楽をしたら、何年か後にどうなるかを。
ちょっと考えてしまうのは、私が好きなモータースポーツ。
プロのピットメカニックの作業。
昔、直に見たことがあるんだけど、ほんとプロフェッショナル。
短い時間で、テキパキとプロの作業をする。
だからと言って、自分のやる事だけしか知らないわけはなく、全体を考えて、他と協調して作業を進めていく。
コミュニケーションもしっかりする。
そんなプロフェッショナルな人達を見るとね。
そういう「プロ」になりたい。
7時間や8時間にだら~と作業をやって、何を体験しても血肉にならない考え方というのは、すごく恥ずかしい。
若い世代に「プロ」の現場を見せてあげたい。
いや、「プロ」の現場を見に行け!