最近なにかとB級映画に出続けているニコラス・ケイジさんですが、本作は地味ですが
じっくりくるいい映画です。
【あらすじ】
米国の南部の田舎で違法な伐採事業に従事しているジョー(ニコラス・ケイジ)ですが、ある日、
ゲイリーという少年(タイ・シュリダン)がそこで働きたいと言ってきます。
かれの父親は家族に暴力を振るうアルコール依存の人物なのですが、ゲイリーは母親と妹がいるので
出ていけないため、自分が働きお金を稼ごうとしているのした。
【感想】
最近は、雑なB級映画のニコラス・ケイジさんばかりを観ていたので、この映画で彼がオスカー俳優ということを
あらためて認識させられました。
それでもニコラス・ケイジさんの一人芝居のようにならなかったのは、本作でヴェネチア国際映画祭新人賞を受賞した
タイ・シェリダンさんの演技力や、周囲の俳優さんの地力があってこそなのでしょう。
全体的にゆっくり進む映画なので、アメコミ物などが好きな人には合わないでしょう。
地味でもしっかりした映画が好きな人向けの映画です。
グランド・ジョー(予告編)