Saltburn(ソルトバーン)とは劇中舞台となる大きな屋敷のある地名で、
大英帝国時代から続く階級を描いた映画です。
若者のひと夏を描いた映画かと思い見ていると、意外な展開になっていました。
【あらすじ】
オリバー(バリー・コーガン)はオックスフォード大学の新入生ですが周囲に馴染めません。
かたや貴族の息子のフェリックス(ジェイコブ・エロルディ)は周囲と楽しそうに過ごしています。
オリバーはフェリックスに自分の父親は麻薬の売人で、などと自分のことを話します。
そして夏休みにオリバーは、フェリックスの実家の屋敷に招かれるのでした。
【感想】
バリー・コーガンの表情の乏しさがハマっている映画で、最後に彼が一人で踊るシーンがありますが、
表情の乏しい演技がそのシーンに生きていました。
あまり解りやすい演技をせず、物語が進むにつれ不穏さを出せていました。
ともに過ごすファーリー(アーチー・マデクウィ)はオリバーが何かを企んでいることを察しますが、
何も言わずにいるところは有色人種ということで、フェリックス家族との距離がある所を上手く描いていました。
イギリスの階級や人種などの様々な所を、上手く描いた映画でした。
こちらのポスターの方が内容を上手く表していると思います。
現代の貴族の家族が執事などの使用人に囲まれて、現代的な生活をしているところが、
独特な印象を与えるところでした。
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