信田さよ子さんは'70年代に臨床を始め、'90年代から本を書き始めて、
20年位経てきてからやっと書いてきたことが周囲に伝わるようになってきたようだが、
それまでそれらを読んでいたり、ご本人と関わってきたり、様々な臨床に取り組んでいた人でも、
信田さよ子さんが書いてきたようなことがあまり見えていなかったり、
自分は見えていても周囲に言っても伝わらなかったりしていたのだろうか。
そうなのだとしたら、様々な医療、福祉関係の教育を見直さざるを得ないのではないだろうか。
看護学の人が書いていたことによると、故・中井久夫氏のカルテには診ている相手について、
3世代くらいのことが書かれていたとのことだ。
様々な依存症や暴力の影響は、それくらいの範囲で影響を及ぼし続けているのだろう。
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