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Hanshin Tigers Series 2024

同日同時刻、ファームは快勝した(9日・甲子園)

2006-07-10 22:32:23 | Western League
【3回裏】先頭の狩野恵輔(.289)がライト前ヒットで出塁し、8番・前田大和(.223)がセカンドへ内野安打。右打席の先発ピッチャー筒井和也が送りバントを失敗して、1-OUT1,2塁。しかし「勝負強い」1番・赤松真人(.326)が初球を狙い打って、三遊間を抜いて、1点を先制。この「勝負強さ」が上(1軍)に欲しい……「14安打15残塁」(9日・秋田)の1軍に……!!

 2番「移籍の」坂和彦(.350)はセカンドゴロ、併殺が崩れた間に2点目。3番・藤原通(.307)が三遊間を抜いて、「3対0」。藤原もこの「勝負強さ」を1軍で発揮できればいいのだが……1軍では交流戦(西武ライオンズ戦)のこういう場面で硬くなって、確かファーストフライに倒れてしまった藤原。チャンスを活かせず、またファームに舞い戻ってきたが、果たして、もう一度はあるか? 

【5回表】前日(8日)クリス・オクスプリングからプロ入り初ホームランを打っている、ドラゴンズの1番「ルーキー」藤井淳志(.189)が今度は筒井和から、レフトスタンドのポール際にフラフラと上がって、飛び込む(第2号)ソロホームラン! 
 筒井和は7イニングスを投げ切って、この1失点。この日は「良い」筒井が顔を出したようだ。ライヴァルの同じ左腕の中村泰広は1軍に引き上げられ、先発要員として待機している。抜かされた筒井は抜き返すことができるのか? 

【7回裏】1-OUT後、代打・庄田隆弘(.267)。開幕当初はレギュラーで打ちまくっていたが、赤松の復帰後は再び代打要員に甘んじている庄田。彼もライヴァルとの熾烈な競争の最中、だ。「0-3」からセンター前にクリーンヒットを放って、甲子園の数少ない観衆から賞賛の拍手を貰う。
 その赤松。ショートゴロを打って、苦笑い。俊足を生かして、1塁はセーフになったが、この男も「まだまだ」だ。HPを持たせるのは早過ぎた。2番・坂が三遊間を抜いて、1.3塁。3番・藤原が歩いて、4番・喜田剛(.274)。左腕・小林正人のスライダーに泳がされながらも、ライト前にヒットを放って、2者生還「5対1」。
「4番の仕事」に甲子園の数少ない観衆からこの日一番の盛大な拍手! 同日同時刻、ファームは快勝したタイガース。

虎大拙攻…指揮官「ストレスたまる」 (デイリースポーツ)