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Hanshin Tigers Series 2024

中村泰プロ入り初勝利!(12日・甲子園)

2006-07-12 21:34:54 | Koushien Stadium
 緊張の今シーズン初登板&プロ入り初先発の左腕・中村泰広(4年目)。初回こそショートゴロ3つで退けたが、【2回表】に早くも1点を失って、不安な感じ。しかし、そんな不安を吹き飛ばしてくれたのが、【3回裏】4番の一発! 金本知憲のセンターバックスクリーンに飛び込む(通算349号)2ランホームランで「2対1」逆転!! その瞬間、グラブをポンポンと6回も叩いた笑顔の中村。一方の金本に笑顔なし。「4番」の重責を担い続ける男の苦悩は続く……

 中村は5回を投げ終えて、降板。早過ぎると思ったが、予定通りなのだろう。次の目標は6回を投げきることか……そんなふうにステップUPしていけるかどうか? 2番手は(先発崩れの)安藤優也。この安藤が相変わらず、ランナーを出しながら、要所を抑えて、その間に【6回裏】先頭のアンディー・シーツが、金本と同じ場所(センターバックスクリーン)へ打ち込む(第12号)ソロホームラン! 「3対1」。

【8回表】はジェフ・ウィリアムスがピシャッと3人で抑え、【8回裏】金本がレフトへ流し打っての350号ソロホームランが出て、「4対1」。これで勝負あった。勝利を確信したのだが、【9回表】マウンドに上がる男には「変な」プレッシャーが付きまとっていたのか? 藤川球児。
 先頭の栗原健太を「2-1」に追い込み、ここまでは順調、いつも通り。しかし、勝負に行った4球目の外角低目154㎞を「ボール」に判定されて、リズムが狂ったか? 「2-3」にカウントを苦しくして、ラストボールをライト前に弾き返され、0-OUT1塁。

 4番・新井貴浩にもライト線に大飛球を飛ばされるが、ライト(途中出場)の中村豊の好守で1-OUT。5番・前田智徳にも右中間に弾き返され、1-OUT1,3塁。47イニングス(3/2)連続無失点を続けている藤川にとって最大のピンチ。しかし6番・緒方孝市をピッチャーゴロに打ち取って、2-OUT。7番・森笠繁も「2-0」に追い込んで、これで「終わり」と誰もが思ったが、ここで前日の【9回表】に続いて、バックネットにワイルドピッチ! 思わぬ形で失点して、記録は途切れた……

 妙なプレッシャーから解放されて、返って良かったかも知れないが、ここまで積み重ねてきただけに……そういえば、今日の球審・真鍋勝己。またこの男か……この球審の一球のジャッジでリズムが乱れた。タイガースの球団記録をタイガースのOBが止める(遠因になる)とはなっ!!……最後は「2-3」にまで追い込まれて、ショートライナー! 鳥谷敬がジャンプ一番飛びついて、この波乱の【9回表】を締め括った。まさに波乱! 中村にとっては思い出に残るプロ入り初勝利の、7月12日。

中村泰 この星“1勝”忘れない (デイリースポーツ)

福原、粘りのピッチング!(11日・甲子園)

2006-07-12 13:07:37 | Koushien Stadium
 福原忍、粘りのピッチング。毎回ヒット1本を許しながら、【6回表】まで無失点。【7回表】にヒット2本を許して、1点を献上することになったが、「2対1」勝利に貢献した。そして、その1点を叩き出したのが、【4回裏】福原のバット。2-OUT3塁で、初球ストライク、2球目「大」空振りの後の4球目。スライダーに喰らい付いていって、前進守備のレフト前に落ちるタイムリーヒット!

【2回裏】の先制点も(7番)矢野輝弘の3塁線を破るタイムリーツーベース、だったし。昨日(11日)はバッテリーで勝った試合だった。今日(12日)はバッテリー以外の主力選手の働きに期待したいが……そういえば今日の先発(予想)は、今シーズン初登板(にして)プロ入り初先発の左腕・中村泰広か? あがり症(?)の中村。緊張して腕が縮みこまないように、伸び伸びと投げてもらいたいものだが……タイガースファン(甲子園の観衆)も緊張する一夜になりそうだ。

福原 打って投げて勝利に貢献 (デイリースポーツ)