野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

赤星のセーフティーで山本昌を崩す!(15日・京セラドーム大阪)

2006-07-18 13:30:25 | Osaka DOME
「1番・関本健太郎」にまず驚いた。彼は選球眼も良いし、出塁率も高いだろうから、相手先発が左腕の場合、この起用が正解かもしれない。ドラゴンズの先発・山本昌からセンター前ヒットで出塁! しかし2番・赤星憲広が送りバントの構えを1球も見せずに、空振り三振したのは解せない。
 3番「好調」浜中治がレフト前ヒットを放っただけに、赤星が送っていれば……の悔いが残る。タイガース打線に残塁が多いのはこういう采配にも起因しているのだと思う。この後、3番、4番が倒れて、3-OUT。この後、打線は山本昌の前に暫く(2回から5回まで)沈黙することになる。

 先制点はドラゴンズ。【6回表】4番タイロン・ウッズの一発(第20号)! ここまで粘り強く投げてきた先発・井川慶だったが、143㎞の外角高めの(ボール球の)ストレート。キャッチャー矢野輝弘は内角に構えていたが、逆球になった。
 5番アレックス・オチョアにもセンター前ヒットを許し、ここで井川が崩れるのか、と心配になったが、オチョアが井川の牽制球に誘い出され、1-OUT。ドラゴンズはこのミスが痛かった。この大事な天王山、ミスをした方が負ける。

【6回裏】タイガースの攻撃も2-OUT。打席には「不調」で「左」対「左」の赤星。3-OUTを予感していたのだが、ここで赤星が虚を突くセーフティーバント! これを【1回裏】に見たかったのだが……ここで「好調」浜中がライトフェンス直撃のツーベース!! 赤星が躊躇なく3塁を蹴って、「1対1」同点! この日2三振の4番・金本知憲もライト線を痛烈に破って、「2対1」勝ち越し。これが決勝点になった。

 最後は藤川球児。【9回表】先頭の代打・立浪和義に落ちないフォークを打たれ、三遊間を抜かれたが、8番・谷繁元信を153㎞で3球三振! ここはドラゴンズは送りバントをするべきだと思ったが……谷繁の打撃「力」を信じての強攻策だったのだろう。その「信」は翌日(16日)実ることになるのだが……
「ああ、あの西武ライオンズの?」代打「背番号95」奈良原浩(前・北海道日本ハムファイターズ)も3球三振を狙ったが、153㎞と150㎞をファウルされ、「2-2」まで粘られたが、最後は152㎞で空振り三振! 1番・森野将彦も152㎞でファーストファウルフライに仕留め、ゲームセット! 1点差なのに、不思議と危機感を感じさせないのが、藤川の凄いところだ。「首位」ドラゴンズに連勝!! 

井川8勝目 粘って7回1失点 (デイリースポーツ)