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Hanshin Tigers Series 2024

球児、清原との因縁に決着!(23日・サンマリン宮崎)

2006-07-24 15:31:20 | All-Star Game
「優秀選手賞」を貰ったアンディー・シーツ(阪神タイガース)。【4回表】パシフィックの2番手、涌井秀章(西武ライオンズ)からセンター前ヒットを放ち、1塁ベース上で公式戦では滅多に見せない満面の笑顔! 【6回表】には3番手の左腕・ルーキー八木智哉(北海道日本ハムファイターズ)からバックスクリーンへソロホームラン! 【8回表】にも5番手、馬原孝浩(福岡ソフトバンクホークス)からレフト前ヒットを放って、ペナントレースに戻っても、これくらい「好調」に打ってくれればいいのだが。

 そして逆転タイムリーヒットを放ったのが、途中出場の藤本敦士。【8回表】シーツが切り開いた1-OUT2,3塁のチャンスで、8番・阿部慎之助(読売ジャイアンツ)が、ホークスのクローザー馬原の154㎞の速球に詰まらされ、サードファウルフライに倒れて2-OUTになった後、馬原の152㎞の速球を流し打って、三遊間を抜いて、2者が還って、「6対4」セントラルが勝ち越し! 3塁側ダッグアウトの岡田彰布監督も大喜び! 普段通りの藤本らしいバッティングだったが、たった一本のヒットで『MVP』を獲った。

 そして【8回裏】から藤川球児。このオールスターゲームでは、旧来のセットアッパーに戻って仕事をするようだ。今回は1イニングを任せられる。先頭の今江敏晃(千葉ロッテ・マリーンズ)に7球粘られ、ライトフライ! この時点で「3者三振」の夢は潰えた。6番・日高剛(オリックス・バファローズ)も151㎞でサードへのファウルフライに打ち取り、打席には代打・清原和博(オリックス・バファローズ)。
 結果は151㎞で空振り三振! 清原は「この20年間で最高のピッチャー!」と評した。清原が対戦した野茂英雄(元近鉄バファローズ)や伊良部秀輝(元千葉ロッテ・マリーンズ)よりも「上」の評価を受けたのだから、それは凄い、こと。あの因縁(昨年の東京ドーム)を乗り越え、主客転倒、球児は清原を「真に」超えて見せた。 

「感極まった」球児 清原K斬り (デイリースポーツ)