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金村暁、2回無失点の好投!(27日・安芸市営)

2008-02-29 00:28:12 | Aki Camp
 実戦初登場の金村暁(北海道日本ハムファイターズ)だったが、先発して2回を無失点(3安打)の好投。しかし意外に球が速くなかった。殆どフォークで打ち取るピッチング。これは果たしてセントラル・リーグで通用するか? 先発ローテーションに食い込んでいけるか(どうか)? フォーク主体のピッチングといえば、タイガースでは太陽だが、太陽もこの金村のピッチングを参考にすればいいのに、と思った。

 同じく新戦力のスコット・アッチソンは紅組の3番手で登板して(4回裏)先頭打者(桧山進次郎)に珍しく四球を出したが、続く打者(浅井良)に初球を打たせて、サードゴロ併殺。これが持ち味なのだろう。最後の打者(藤本敦士)も「2-3」になりながら、セカンドゴロに打たせて取って、無難なピッチング。
 しかし解説(sky-A)の福本豊さんは「(ピッチング)フォームが大きい」と指摘。クイック(モーション)ができないようだ。公式戦に入ったら、走られる(盗塁される)ことを覚悟しなければならないだろう。

「1対0」紅組のリードで、最終回(7回裏)のマウンドには、24日のオープン戦でサヨナラ満塁ホームランを被弾した左腕・能見篤史。雪辱を期していたのだろうが、先頭の藤本に左中間にヒットを浴びる。しかし、これはレフト庄田隆弘。前に出るのを躊躇して、捕球できなかった。同じ外野手出身の福本さんからは厳しいお言葉=「これではレギュラーを獲れない」。
 この後、8番・藤原通に右打ちで1,2塁間を抜かれ(技有り!)1-OUT後、5年目の小宮山慎二に「2-1」と追い込みながら、粘られて、四球を選ばれ、再び満塁の≪悪夢≫が……2-OUT後、ここで3番「絶好調」鳥谷敬に(これも)「2-0」と追い込みながら、決め球のスライダーをバットコントロールで運ばれ、1,2塁間を抜かれる「同点」タイムリーヒット! 

 能見は「不安」だ。ブルペンでは一番(球数を)投げ込んでいたが、その成長の跡が全く見られない。これは「深刻」だ。先発ローテどころか、開幕1軍すら危うい。これから先、オープン戦や教育リーグでの登板を通して、本調子に戻せるのか? 際どい立場の能見だ。
 そういえば、1,2塁間をゴロで抜ける当たりだったのに、3塁で止まった(2塁ランナー)藤原。これも福本さんは≪叱責≫されていた。こういうところが、中日ドラゴンズに「負ける」決定的な要因なのだろう。還ってくれば、1点を勝ち越して、逆転サヨナラで白組が勝っている試合。今シーズンの戦いぶりを暗示しているような、この走塁……

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