初回に3番アンディー・シーツのタイムリーで先制したタイガース。その裏、カープの一番・尾形佳紀が前夜の初球打ちを反省して(?)じっくり球を選んで四球。タイガースの先発は、669日ぶりの一軍マウンド、太陽。球が高めに上ずり、球を置きに行っている。オープン戦に見られたような、攻めのピッチングが見られない。しかし、1アウト後、キャッチャー矢野輝弘が、尾形の盗塁を阻止して、2アウト。アップアップの太陽を助ける。3番「伊良部の天敵」森笠繁には、センター前ヒットを浴びるが、4番「赤ゴジラ」嶋重宣をセンターフライに打ち取り、事なきを得た。
しかし、こんなピッチングが長続きするはずもなく、【2回裏】に6番・新井貴浩にセンターバックスクリーン横に叩き込まれる。「2-3」から真ん中に入った速球(141㎞)だった。さらに下位打線に2連打を浴び、9番ピッチャーの佐々岡真司にもライト前タイムリーヒットを浴び、「1対2」逆転を許す。ここでマウンド上に輪ができる。久保康生ピッチャーコーチのお出まし。そして、キャッチャー矢野が太陽に説き伏せるようにアドヴァイス。その内容は「手術したことを思い出せ」。この「言葉」で甦った太陽。1番・尾形を142㎞の速球で捻じ伏せ、セカンドゴロ併殺。
【3回表】に1点を返して同点。そして【5回表】についにカープ先発・佐々岡を攻略し、5番・今岡誠の3ランで「5対2」。【6回表】にも追加点を挙げるが、その裏、太陽を引き継いだ3番手、藤川球児がカープ打線に連打を食らって、2失点。親友・太陽のために、と力が入ったか? 球児。いつもなら、ルーキー橋本健太郎が先にマウンドに上がるはずだが、順番が繰り上がった。現時点では、橋本の調子の方が「上」と判断されたのだろう。「6対4」2点差に詰め寄られる。
タイガースは【8回表】に突き放す。2アウトから、前日(5日)下柳剛に「先を越された」中村豊が、しぶとくレフト前にヒットを放ち、そこから5連打で「9対4」。「繋ぐ野球」の復活。2003年の「再現」が始まっている。一方、打ち込まれたカープ3番手の左腕・広池浩司。ベンチに戻って、顔を手で覆って、ガックリうなだれている。立教大学から全日空を経て、プロ入りした変り種。今シーズンから(背番号「68」から)左腕のエース番号「28」に昇格し、球団からの期待が掛かっているが……猛虎の進撃は阻めなかった。
タイガースはさらに攻撃の手を弛めず、2アウト満塁にして、代打「カープ出身」町田公二郎。4番手のルーキー梅津智宏の四球の後のど真ん中のスライダー(122㎞)を叩いて、レフトへ! これが抜ければ、走者一掃、12点目が入るはずだったが、レフト前田智徳が頭から飛び込んでキャッチ! 物凄い「超」ファインプレーが出た。救われたルーキー。炸裂したベテランの意地。「これ以上、やらせるか!」。明日(6日・第3戦)が怖い気がする……。
【8回裏】はその5番・前田から。タイガースは5人目のルーキー橋本。その前田の気迫に恐れを成したのか、いきなり「0-3」。緊張感を漂わせる。この点差にも拘らず、打席で目が座っている前田。結局、1球もストライクを投じることが出来ず、ストレートの四球。「前田」という男は、どのジャンルにも「怖い」男がいる、ものだ。その後、橋本は「怖くない」新井を併殺に打ち取り、【9回裏】も3者凡退に抑えて、プロ入り初の試合終了のお出迎えを受ける。
タイガースはこれで「4連勝」総て「9得点」。この進撃、明日(7日)も続くか? 開幕3連勝したチームに3連敗を食らわす、昨シーズンの「ジンクス」をカープに負わせるか? 先発は「エース」井川慶か、先発転向の安藤優也か? 「エース」の敗戦後、始まった4連勝。「エース」で終わらせるのか、それとも継続させるのか?
しかし、こんなピッチングが長続きするはずもなく、【2回裏】に6番・新井貴浩にセンターバックスクリーン横に叩き込まれる。「2-3」から真ん中に入った速球(141㎞)だった。さらに下位打線に2連打を浴び、9番ピッチャーの佐々岡真司にもライト前タイムリーヒットを浴び、「1対2」逆転を許す。ここでマウンド上に輪ができる。久保康生ピッチャーコーチのお出まし。そして、キャッチャー矢野が太陽に説き伏せるようにアドヴァイス。その内容は「手術したことを思い出せ」。この「言葉」で甦った太陽。1番・尾形を142㎞の速球で捻じ伏せ、セカンドゴロ併殺。
【3回表】に1点を返して同点。そして【5回表】についにカープ先発・佐々岡を攻略し、5番・今岡誠の3ランで「5対2」。【6回表】にも追加点を挙げるが、その裏、太陽を引き継いだ3番手、藤川球児がカープ打線に連打を食らって、2失点。親友・太陽のために、と力が入ったか? 球児。いつもなら、ルーキー橋本健太郎が先にマウンドに上がるはずだが、順番が繰り上がった。現時点では、橋本の調子の方が「上」と判断されたのだろう。「6対4」2点差に詰め寄られる。
タイガースは【8回表】に突き放す。2アウトから、前日(5日)下柳剛に「先を越された」中村豊が、しぶとくレフト前にヒットを放ち、そこから5連打で「9対4」。「繋ぐ野球」の復活。2003年の「再現」が始まっている。一方、打ち込まれたカープ3番手の左腕・広池浩司。ベンチに戻って、顔を手で覆って、ガックリうなだれている。立教大学から全日空を経て、プロ入りした変り種。今シーズンから(背番号「68」から)左腕のエース番号「28」に昇格し、球団からの期待が掛かっているが……猛虎の進撃は阻めなかった。
タイガースはさらに攻撃の手を弛めず、2アウト満塁にして、代打「カープ出身」町田公二郎。4番手のルーキー梅津智宏の四球の後のど真ん中のスライダー(122㎞)を叩いて、レフトへ! これが抜ければ、走者一掃、12点目が入るはずだったが、レフト前田智徳が頭から飛び込んでキャッチ! 物凄い「超」ファインプレーが出た。救われたルーキー。炸裂したベテランの意地。「これ以上、やらせるか!」。明日(6日・第3戦)が怖い気がする……。
【8回裏】はその5番・前田から。タイガースは5人目のルーキー橋本。その前田の気迫に恐れを成したのか、いきなり「0-3」。緊張感を漂わせる。この点差にも拘らず、打席で目が座っている前田。結局、1球もストライクを投じることが出来ず、ストレートの四球。「前田」という男は、どのジャンルにも「怖い」男がいる、ものだ。その後、橋本は「怖くない」新井を併殺に打ち取り、【9回裏】も3者凡退に抑えて、プロ入り初の試合終了のお出迎えを受ける。
タイガースはこれで「4連勝」総て「9得点」。この進撃、明日(7日)も続くか? 開幕3連勝したチームに3連敗を食らわす、昨シーズンの「ジンクス」をカープに負わせるか? 先発は「エース」井川慶か、先発転向の安藤優也か? 「エース」の敗戦後、始まった4連勝。「エース」で終わらせるのか、それとも継続させるのか?