野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

前田の「意地」(6日・広島市民)

2005-04-07 20:02:56 | Hiroshima Carp
 初回に3番アンディー・シーツのタイムリーで先制したタイガース。その裏、カープの一番・尾形佳紀が前夜の初球打ちを反省して(?)じっくり球を選んで四球。タイガースの先発は、669日ぶりの一軍マウンド、太陽。球が高めに上ずり、球を置きに行っている。オープン戦に見られたような、攻めのピッチングが見られない。しかし、1アウト後、キャッチャー矢野輝弘が、尾形の盗塁を阻止して、2アウト。アップアップの太陽を助ける。3番「伊良部の天敵」森笠繁には、センター前ヒットを浴びるが、4番「赤ゴジラ」嶋重宣をセンターフライに打ち取り、事なきを得た。

 しかし、こんなピッチングが長続きするはずもなく、【2回裏】に6番・新井貴浩にセンターバックスクリーン横に叩き込まれる。「2-3」から真ん中に入った速球(141㎞)だった。さらに下位打線に2連打を浴び、9番ピッチャーの佐々岡真司にもライト前タイムリーヒットを浴び、「1対2」逆転を許す。ここでマウンド上に輪ができる。久保康生ピッチャーコーチのお出まし。そして、キャッチャー矢野が太陽に説き伏せるようにアドヴァイス。その内容は「手術したことを思い出せ」。この「言葉」で甦った太陽。1番・尾形を142㎞の速球で捻じ伏せ、セカンドゴロ併殺。

【3回表】に1点を返して同点。そして【5回表】についにカープ先発・佐々岡を攻略し、5番・今岡誠の3ランで「5対2」。【6回表】にも追加点を挙げるが、その裏、太陽を引き継いだ3番手、藤川球児がカープ打線に連打を食らって、2失点。親友・太陽のために、と力が入ったか? 球児。いつもなら、ルーキー橋本健太郎が先にマウンドに上がるはずだが、順番が繰り上がった。現時点では、橋本の調子の方が「上」と判断されたのだろう。「6対4」2点差に詰め寄られる。

 タイガースは【8回表】に突き放す。2アウトから、前日(5日)下柳剛に「先を越された」中村豊が、しぶとくレフト前にヒットを放ち、そこから5連打で「9対4」。「繋ぐ野球」の復活。2003年の「再現」が始まっている。一方、打ち込まれたカープ3番手の左腕・広池浩司。ベンチに戻って、顔を手で覆って、ガックリうなだれている。立教大学から全日空を経て、プロ入りした変り種。今シーズンから(背番号「68」から)左腕のエース番号「28」に昇格し、球団からの期待が掛かっているが……猛虎の進撃は阻めなかった。

 タイガースはさらに攻撃の手を弛めず、2アウト満塁にして、代打「カープ出身」町田公二郎。4番手のルーキー梅津智宏の四球の後のど真ん中のスライダー(122㎞)を叩いて、レフトへ! これが抜ければ、走者一掃、12点目が入るはずだったが、レフト前田智徳が頭から飛び込んでキャッチ! 物凄い「超」ファインプレーが出た。救われたルーキー。炸裂したベテランの意地。「これ以上、やらせるか!」。明日(6日・第3戦)が怖い気がする……。

【8回裏】はその5番・前田から。タイガースは5人目のルーキー橋本。その前田の気迫に恐れを成したのか、いきなり「0-3」。緊張感を漂わせる。この点差にも拘らず、打席で目が座っている前田。結局、1球もストライクを投じることが出来ず、ストレートの四球。「前田」という男は、どのジャンルにも「怖い」男がいる、ものだ。その後、橋本は「怖くない」新井を併殺に打ち取り、【9回裏】も3者凡退に抑えて、プロ入り初の試合終了のお出迎えを受ける。

 タイガースはこれで「4連勝」総て「9得点」。この進撃、明日(7日)も続くか? 開幕3連勝したチームに3連敗を食らわす、昨シーズンの「ジンクス」をカープに負わせるか? 先発は「エース」井川慶か、先発転向の安藤優也か? 「エース」の敗戦後、始まった4連勝。「エース」で終わらせるのか、それとも継続させるのか? 

下柳の術中(5日・広島市民)

2005-04-06 20:14:29 | Hiroshima Carp
 アンディー・シーツのホームラン(2号)で先制したタイガース。その後も長い攻撃が続いたが、結局「1点」止まり。その裏、カープの1番・尾形佳紀が初球を打って、ショートゴロ。タイガースの先発は、ベテラン・下柳剛だったが、長い攻撃で焦れていたのは、(守っていた)若い尾形の方だったか? 2番・木村拓也には四球。2番打者が代わりに「1番打者」の役目を務め、1アウト一塁。しかし、3番・緒方孝市が初球を打って、セカンドゴロ併殺(ダブル・プレー)!! 

 これは下柳が巧かった。緒方がベテランの術中に嵌った。初球を投じるまでに、要した時間=約1分。その間、一塁への牽制球を2回入れた策士・下柳。その度に打席で構え直した緒方。逸る気持ちを焦らされ、初球のフワッとした変化球(129㎞)に手を出してしまった。これが下柳の持ち味。今シーズンもタイガースの先発投手陣に、欠かせない「戦力」だということを改めて思い知らされた。

【2回表】には、味方が「5点」の援護点をプレゼントしてくれた。自らも内野安打を放ち、ベンチに帰ると、「ユタカ、お先い!」。日本ハムファイターズ時代からの同僚、中村豊にジョークを飛ばし、こうなったら、ベテラン下柳のペース。その裏も、5番・前田智徳、6番・新井貴浩から連続(空振り)三振!! 「宝刀」スライダーがキレまくっていた。

【4回裏】には3番「復讐に燃える」緒方、4番「赤ゴジラ」嶋重宣に連続ツーベースを浴び、1失点を喫するが、5番「力みまくる」新井、6番「ベテラン」野村謙二郎を連続(空振り)三振!! 【6回裏】にも、同じく緒方、嶋に連続ツーベースを浴びて、失点するが、最後は新井から空振り三振を取って、降板。この日、5番・新井は(下柳から)3打席連続(空振り)三振。開幕戦(対読売ジャイアンツ=東京ドーム)で当たりまくった、この新井を封じたことが、下柳の「勝因」となった。

 タイガースは【5回表】にも、鳥谷敬のツーベースで追加点。【8回表】にもシーツのタイムリーで「9対2」。投げては、【7回表】から下柳の後を受けた2番手、左腕・江草仁貴が2イニングスをピシャリ。下柳の変幻自在のピッチングの後、若い江草の140㎞台の「力のある」速球と「キレ」のある変化球には、カープ打線も面食らったことだろう。

 この日の江草は常にストライクが先行し、先頭打者に四球を与える「悪い癖」は出なかった。地元・広島市民球場との「相性」がいいのかもしれない。この調子なら、ルーキー能見篤史の出来次第では、先発ローテーション入りのチャンスも、ある。開幕直前に<インフルエンザ>に苦しみながらも、それを克服し、ライヴァル左腕・中村泰広との競争にも競り勝ち、勝ち取った「開幕一軍」切符。

 チーム内で、レヴェルの高い競争をしている。3番手、「復活」を懸ける左腕・吉野誠も【9回裏】をピシャリ。今シーズンのタイガースに手応えを感じる……何よりも戦ったカープの面々が「手強い」と感じていることだろう。今日(6日)のカープ先発は、佐々岡真司? 明日(7日)は高橋建か? こういう「一線級」を打ち崩してこそ、真の「手応え」を得られる。

能見、撃沈…されど!(3日・大阪ドーム)

2005-04-04 13:45:46 | Osaka DOME
 初回、2アウトを取って、開幕・第3戦に抜擢された、ルーキー能見篤史。順調に思えたのだが、3番・岩村明憲に四球。警戒しすぎたか? 初球140㎞の速球でファウルを打たせ、2球目も142㎞でストライク。「2-0」に追い込んだ。3球目のスライダー(121㎞)が大きく外れて、マウンド上で頷く能見。4球目(125㎞)5球目(124㎞)も同じ球で「2-3」。6球目の勝負球は速球(142㎞)これが外角一杯に決まったが、判定は「ボール」。際どい……微妙な判定だ。球審もまだ「開幕」していないのだろう。

 続く、4番・アレックス・ラミレスにも四球。初球(122㎞)ストライク。2球目(121㎞)を打たせて、ファウル。3番・岩村同様、「2-0」に追い込んだが、3球目(126㎞)ファウル、4球目(129㎞)5球目(128㎞)6球目(127㎞)ボールで「2-3」。ここまで全部、変化球だ。ラミレスへの警戒感が漂う。7球目(123㎞)ファウル。8球目の勝負球は岩村同様、外角への速球(138㎞)これがまたしても外れて、連続四球。

 大阪ドームに落胆の溜息が流れる中、5番・ここまで開幕してからノーヒットの古田敦也。初球(138㎞)ストライク。2球目(138㎞)内角を突いて、ボール。ベテラン古田には一転して、速球勝負だ。3球目(136㎞)が外角一杯にストライク。球審が一呼吸置いて、ジャッジ。さっきの判定を反省したのだろう。「2-1」と追い込んで、4球目、5球目を力んで、ワンバウンド。6球目(128㎞)は辛うじて、古田がバットに当てて、ファウル。7球目(126㎞)で空振り三振! 初回のピンチを切り抜ける。

 味方が初回に1点を先制するが、【3回裏】に陥とし穴が待っていた。先頭の9番・高井雄平に不用意に真ん中にスライダーを投げ込んで、センター・バックスクリーンに同点ホームランを喫する。その後、3番・岩村の四球を挟んで、3連打を喫する。最後に6番・鈴木健にレフトに犠牲フライを放たれて、「1対4」。一気に逆転、ビッグイニングを作られた。【4回表】にも、1番・宮本慎也に甘く入ったスライダーを左中間スタンドに持って行かれ、「1対5」。この回で降板。苦いデビュー、能見。「試合」を作れなかった。

 昨年のタイガースなら、このまま<ギブアップ>していたかもしれない。しかし、今年は諦めない。【5回裏】6番シェーン・スペンサーが、追撃の初ホームラン! 7番・鳥谷敬もピッチャー・ゴロを「全力疾走」で内野安打にして、8番・矢野輝弘が四球で「繋いで」、ノーアウト一・二塁。ここで代打・久慈照嘉が初球の送りバントに失敗、三塁で封殺されるが、1番・赤星憲広がライト前ヒットで「繋いで」、「3対5」。さらに「絶不調」2番・藤本敦士もレフト線を破るツーベースで「繋いで」、「4対5」。締めは「新」3番・アンディー・シーツの3ランで「7対5」。

【6回裏】にも、この日が「27歳」の“バース・ディー”4番・金本知憲に「効果的な」追加点となる2ランホームラン(特大!)が出て、「9対5」。投手陣も【5回表】から磐石のリレーで、吉野誠、橋本健太郎が「繋ぎ」、【6回表】からは藤川球児が2イニングス。【7回表】の最後のバッターを見送り三振にとって、思わずマウンド上で笑顔を見せる藤川。
 外角低目の速球(150㎞)だった。「150㎞」も凄いが、もっと凄いのは、球審のジャッジ。オーヴァーアクションで「ストライク」を宣していたが、初回の能見の外角一杯は何だったんだ? あれが「ボール」なら、この「150㎞」は低すぎる。球審もようやく試合中に「解凍」されて、「開幕」を迎えたようだ。

【8回表】はジェフ・ウィリアムス、【9回表】は久保田智之。磐石のリレー。他球団が「羨む」リレーだろう。タイガースのブルペンは6球団一。否、12球団一か。クローザーの失敗で試合を落としているライヴァル球団を横目に、タイガースは開幕戦シリーズを「2勝1敗」と勝ち越し、明後日(5日)からは広島市民球場に乗り込み、開幕戦で読売ジャイアンツを「3タテ」したカープとの「首位攻防戦」(?)だ。

福原で初白星!(2日・大阪ドーム)

2005-04-03 21:57:21 | Osaka DOME
 この日、初回にミスが出たのは、スワローズの方だった。2アウト後、昨日4タコ(ノーヒット)3番アンディ・シーツの平凡なレフトフライを前進したレフト、アレックス・ラミレスが落球! (記録は二塁打)。動揺した先発・坂元弥太郎は、4番・金本知憲にも「お定まりの」四球を出して、2アウト、一・二塁。ここで、こういう場面の為に「5番」に据えた、今岡誠が初球を打って、レフトフェンス「最上部」直撃のツーベース!! 2者が還って、「3対0」。さらに、6番・シェーン・スペンサーもレフト前ヒットで続いて、「4対0」。

【3回裏】には、初回の初ヒットで気を良くした、3番シーツが三遊間を割って、出塁。4番・金本が今度は初球を叩いて、左中間にライナー! またしても、ランニングキャッチに失敗したラミレスが捕球できず、金本は三塁へ。スリーベースヒットで、記念の「1500本安打」を達成! 無愛想(無表情)な大阪ドームのボールガールから花束を手渡され、ヘルメットを取って、声援に応える。甲子園球場なら、尚良かっただろうが。

 2アウト後、6番スペンサーがライト線に入るツーベース!! 金本が還って、これで「5対0」。左に右に、と広角に、スペンサーの「小爆発」が続いている。テレビカメラはしきりにベンチに座る桧山進次郎を映すが、これだけのバッティングを見せられると、本人も桧山ファンも「納得」せざるを得ない。少なくとも、昨シーズンのマイク・キンケードのような「惨劇」は繰り返されなかった。

 続く7番・鳥谷敬も142㎞の内角速球を振り抜いて、左中間フェンスに達するツーベース!! 「6対0」。この日も守備で初回にエラー「もどき」の内野安打を(またしても、早稲田の同期の青木に)献上しているだけに、1打席、1打席が「必死」な鳥谷。バッティングの調子は上向いているのか、どうなのか判然としないが、「1日1本」を目標に据えている(らしい)本人の願望は叶った。

 8番・矢野輝弘にも今シーズン初ヒットとなる、センター前ヒットが出て、鳥谷が生還。「7対0」。【4回裏】にも、4番・金本のライト線に転がるツーベースで1点。1アウト、二・三塁で、5番・今岡のセンターへの大飛球、これが犠牲フライになって、「9対0」。しかし、手放しでは喜べない。スワローズの開幕・第2戦の先発は、昨シーズン4勝(2敗)の坂元。先発が早めに崩れれば、打つ手がない、スワローズの弱点を突いて、加点したに過ぎない。問題は、エース級をどう攻略するか、だ。

 タイガース先発の福原忍は、大量リードにも守られ、7イングスを零封。安定感抜群のピッチングで、「未来のエース」ぶりを見せつけ、初勝利に貢献。2番手に安藤優也が出てきたのには驚かされたが。「調整登板」なのだろう。しかし、昨年までなら、違和感なかっただけに、deja-vuを見ているような感じで、変な気分だった。初先発を前に試し投げ。いきなり最初の打者にホームランを喫した、「苦い」体験を良薬に、「次」こそ「先発」だ。

「9対1」タイガースの初勝利。今日(3日)の第3戦先発は、ルーキー能見篤史か? 開幕戦から井川慶、福原と左右のエースを続けて、2連勝を目論んだはずなのだが、1勝1敗で3連戦最後をルーキーに託すことになった。それは彼に「重荷」になるか、それとも、そんなプレッシャーを撥ね返して見せるか? ルーキー投手の真価が問われる。これに克てれば、「新人王」へまっしぐら、だろう。ライヴァル・野間口貴彦(読売ジャイアンツ)は未だファームに沈んだまま、浮上できないでいる。

エース井川で敗退(1日・大阪ドーム)

2005-04-02 23:28:27 | Osaka DOME
「不安」が初回に露呈した。1アウト後、2番・青木宣親に(強い当たりの)レフト前ヒット。サード今岡誠のグラブを弾いて、レフト前に転がっていったが、「巧い」サードなら、何とかバックハンドで処理していただろう。「急造」サードの弱みが出た。1アウト、一塁で、3番・岩村明憲。タイガースの「開幕投手」井川慶の「2-2」からの6球目、一塁の青木が走り、キャッチャー矢野輝弘が送球。これがセンターに悪送球となって、ランナーは三塁へ。しかし、カヴァーに入ったショート鳥谷敬は捕球できる送球だった。

 少なくとも、後ろに逸らすべきではなかった。ランナー、早稲田(大学)の同期、青木との接触プレーを恐れ、身を引いてしまった。“お坊ちゃま野球”炸裂!! 直後、岩村に犠牲フライが出て、スワローズが労せずして、1点を先取。セントラル・リーグで最初に点を取ったか? 【4回裏】4番・金本知憲のホームランで、タイガースも同点に追いつき、「1対1」でゲームは推移。

【6回表】先頭の9番・石川雄規が内野安打で出塁。これも「急造」ファースト、アンディー・シーツの送球が早すぎて、カヴァーに入った井川の背中にトス。ノーアウト一塁。動揺する井川は1番・宮本慎也に8球粘られ、フォアボール(四球)。2番・青木に犠牲バントを決められ、1アウト、二・三塁。ここで3番・岩村に前進守備の三遊間を破られ、2者生還。「1対3」。スワローズが勝ち越し点を挙げる。

 この場面も岩村に「0-3」にして、ストライクを取りに行った球を打ち返されたのだが、「0-1」からの2球目のスライダー(126㎞)を「ボール」に判定されたのが、「痛かった」。思わずマウンド上でしゃがみ込んでしまった、井川。この日の球審「真鍋」。またしても、真鍋勝己(!)タイガースに「恨み」でもあるのか? それとも……OBだけに「公正さ」を期そうとする気持ちが強すぎるのかもしれない。明らかな「誤審」だった。ピッチャーの「ベスト」ボールだったのだが……。「運命」に翻弄される井川。「因果応報」か、と言いたくもなるが。

【8回裏】にアレックス・ラミレスに3ランを喫して、万事休す。タイガースは開幕戦を「エース」井川で落とした。「黒星」発進。しかし、思い返してみれば、優勝した2003年も「黒星」スタート。プラス思考でいきたいが、必ずしも、2003年のシーズン前のような「手応え」がない、のも「実感」。初回から守りのミスが続出したシーンは、「苦戦必至」の今シーズンを象ることになるかもしれない。

 しかし、守りに足を引っ張られながら、井川は悪くなかった。今年は「旅立ち」のシーズン。メジャーリーグのスカウトに高く買ってもらうためにも、何としても最後に実績を残しておきたい、だろう。【3回裏】の打席でファウルで8球粘った気迫は、見ているこちらにも伝わってきた。これを見たら、キャンプ前の騒動も「忘れよう」「許そう」という気にもなる。一生懸命、必死にプレーしている選手に異論など挟めようはずがない。今年も「エース」は、この男だ。タイガースを「頼むぞ」という気持ちになった。