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ドキュメンタリー映画『靖国 YASUKUNI』(リー・イン監督)の上映が中止になった。
結果的に自民党の右翼議員連中によって表現の自由がつぶされたと言ってよい。
こうやって少しずつ自由が奪われていくのか。
おそらく上映すれば右翼の街宣車に営業妨害されるという危機感が映画館側を萎縮させたのだろうが、昨年の教研集会の会場提供を拒否したプリンスホテルと言い、日本社会は右翼に弱すぎる。
これは逆に言えば左翼があまりにもナメられているということなのかもしれない。世の中は左翼にもっと過激に戦えと言ってるのだろうか。左翼にもっと恐ろしくなれと求めているのだろうか。やはり道理を考える力よりも暴力が必要ということなのか。
それにしても自民党議員の火付け役である極右・稲田朋美の次のコメントは許し難い。
「日本は表現の自由も政治活動の自由も守られている国。一部政治家が映画の内容を批判して上映をやめさせるようなことは許されてはいけない。今回、私たちの勉強会は、公的な助成金が妥当かどうかの1点に絞って問題にしてきたので、上映中止という結果になるのは残念。私の考え方とは全然違う作品だが、力作で、私自身も引き込まれ最後まで見た」(「朝日新聞」東京本社版/2008年4月1日付朝刊)
お為ごかしもいい加減にしろ。
もし本気で言っているのなら(もちろん本気じゃないだろうが)、自分自身が映画館の前に立って身を挺して右翼を追い返し、言論の自由を守るのが政治家としてのスジではないのか。そもそも、自分自身がポル・ポトや毛沢東みたいな若者の農村への強制移住の提案をしておいて、よくも「自由」などと口にできるものだ。
これに関連したyahoo!ニュースの中に「これではまるで中国みたいだ」という意見が書き込まれていたが、まさにその通りと言うしかない。
戦争を知りもしないオバサンが(そして自分自身は絶対安全圏から出ようとしないで)無責任にナショナリズムをあおるというのでは、本当に情けない時代になったものだ。
関連リンク
http://www.inada-tomomi.com/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E7%94%B0%E6%9C%8B%E7%BE%8E