あなたから一番遠いブログ

自分が生きている世界に違和感を感じている。誰にも言えない本音を、世界の片隅になすりつけるように書きつけよう。

くだらない解散

2014年11月11日 23時42分22秒 | Weblog
 来週にも衆議院の解散があるという。なんだかなあと思う。
 ようするに安倍内閣は改造でミソをつけた。これから先、世論を無視して進めなくてはならない政策が山積みだ。だから傷が浅いうちに選挙で「信任」をとった形を作って、政権基盤を安定化させておこうと言うことだ。
 自民党内では勝てる自身のある人たちは歓迎しているし(自分の権力をより強化できる)、負けそうな気配の人は反対している。

 何のための国会であり、誰のための代議士なのか。これほど有権者がバカにされているというのに、有権者の側はまるで自分の問題ではないかのように、政治家が悪い、国会がくだらない、政治家同士の足の引っ張り合いにはうんざりすると、まさにアノ人たちが望むような無関心な「バカ」になりきっている。

 政治に期待できないなどと、どの口が言うのか。まさにダメな政治を生んできたのは自分たちだという反省はひとかけらもない。醜悪な政治家が自分自身の姿の写し絵だとはみじんも思っていない。
 選びたい候補が出てこないのではない。自分たちでそうした候補を排除し抹殺してきたのだ。真面目にこれまでの我々のあり方を見直そうとする良質な人々を、自分たちの目先の利益、欲望に合致しないからと言って、政治から追っ払ってしまったのだ。
 自分たちで資源を取り尽くし、汚染を垂れ流し、それで地球環境が悪化したと文句を言うのと同じである。反省すべきは政治家ではなく、あなた自身なのだ。

 全くくだらない選挙だが、その選挙でくだらない選択をするなら、ますます世界はくだらない世界になっていく。その責任は自分自身にあるということを肝に銘じておくべきだ。