その昔、ソニーのCDが世に出始めた頃、友達から、その再生音の素晴らしさや軽便さを情熱的に聞かされ、学生時代になけなしのカネをはたいて買い集めた数百枚のLPレコードを、苦も無く手離した。あの馥郁たる芸術の香りのジャケット群も今は無い。我が人生の悲しみの一つである。
それはともかく、その後集まったJAZZ CDを昨年来、暇に明かしてポツポツ入力。この度、大方の入力が漸く終えた。CD枚数274枚。曲数3146曲。
以下は、収録曲数のベスト10。つまり好かれている曲ってどんな曲。その内訳である。数字は、入っているCDの枚数。
1位 autamun leaves 27
2位 summertime 23
3位 my funny valentine 17
4位 misty 14
5位 stella by starlight 13
6位 basin street blues 12
round midnight
satin doll
stardust
st.luis blues
7位 django 11
It could happen to you
8位 gone with the wind 10
9位 all of me 9
alone together
april in paris
as time goes by
10位 all the things you are 8
angel eyes
body and soul
here's that rainy day
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今回から、それぞれのベスト盤を紹介する。勿論、独断と偏見による。
第1位の『 Autumn Lealeves 』
吉村浩二氏の著作『チェット・ベイカーの聴こえる部屋で』とセットのアル
バム。原盤は『STAN GETZ THE COMPLETE ROOST SESSION
vol.2』
繊細で心細げで頼りない哀切を帯びたフレーズは、そのまま、ハラハラと
落ち続ける枯葉を観ているよう。