蟻を観察することができる「アリ伝説」の記録をここに残す。
【7/11】
1匹目の蟻は7月11日午前に庭で確保。他のアリより明らかに大きく、何日か探した上での発見だった。
恐らく女王蟻だと思われる。初めは混乱で動き続けていたが、2時間くらいして端を掘り始めた。
掘り進める際、口でジェルを加えバックで戻って来るのだが、ジェルもそれほど柔らかい訳でないので、
けっこう苦労しているように見えた。何時間かかけて約1cmほど掘り、その後まったく動かなくなった。
このアリ伝説の天井の右側には空気交換用の蓋があり、そこに極僅かな隙間が構造上あるのだが、
そこから出られるのではと期待してか、今後も蟻はこちらを軸として生活をするようになる。
【7/12】
朝起きると穴は掘り進んでおらず相変わらずほぼ動かない状態だった。そこで午前中に、昨日と同じ種類の
アリを別の場所から2匹捕まえた。こんなに女王蟻いるものか?と不安になってきた・・・。
初代と同じく初めは動きまくっていたが、暫くしてほとんど動かなくなった。逆に初代が動きまくるようになった。
穴は掘る気配はまったくない。今日捕まえた2匹は同じ場所から捕ってきたので仲がよろしく、初代だけがのけ者の感じに。
初め捕らえた蟻を「初代」、今日ほぼ同じ場所で捕まえた蟻を、「弐」と「参」とする。見分け不可なので、今後は「弐参」と呼ぶ。
【7/13】
弐参により、壁に卵らしきものが貼り付けられている。ジェルを細かく切って貼り付けているのかもしれない。
とにかく小さいので確認できない。相変わらず初代が動きまくっていて、動かない時は、弐参の体をグルーミング
したりしている。弐参はたまに動くていどで、卵らしき場所から動こうとしない。昨日、一昨日と天井によくいたが、
今はほぼ地上にいる。
【7/14】
卵が増えていた。昨日の約2倍だろうか。
相変わらず初代は動き、弐参は卵の前からあまり動かない。初代は無視されているような感じだ。
初代はたまに卵を触っているが、危害を加えてはいなさそうなので、一緒に生活を続けさせてみようと思う。
【7/16】
また卵が増えている。弐参は相変わらずあまり動かず卵の前に待機している。初代も卵の前にほとんどいて、
昨日に比べると動きがかなり少なくなった。逃げられないことを悟ったのだろうか?
蟻酸なのか、壁に茶色い液がついて何日か経っていたので蓋を開けて内側を少し拭いた。
【7/18】
空気の入れ替えに蓋を開けた。開けた直ぐは微動だにしていなかったが、閉めてしばらく経つと、
初代が空気蓋まで上がってきた。弐参は卵の前から相変わらずほぼ動きなし。弐参は共同で卵の世話をしている。
【7/21】
ここ数日はあまり変化が無く、壁の卵の形が少し変わっているていど。
【7/29】
以前より卵がけっこう増えており、夜中に張り付いていた卵を平地にまとめ始めた。
卵を確認して以来、初めて卵を壁に貼り付ける以外の行動をした。
【7/31】
完全に壁から平地に卵が移動した。もしかして孵化するのか?と期待を膨らます。
【8/2】
いつも固まっている場所から少し離れた場所のジェルも噛み出し、広い範囲で地面が凸凹になった。
一時的にまた卵を壁側に持ってきて、その間に深く掘り、また卵を平地に戻した。
ここ最近動きがあるのはいいけど、まったく何をやりたいのか私には分からない。
【8/14】
黒く変色している卵を見つけた。その他は、毎日辺りを少し掘っては、後はじっとしている。
その繰り返しで、微妙な変化はあるが、大きな変化は無し。
【8/16】
夜に蟻がついに1匹誕生。手足が動いているのが確認できる。しかし、全く動いていない時もあり
本当に生きているのか怪しい時もある。その後、合計3匹になった。アントリウムをおいてる場所が
人通りの多い場所だったので、場所を変えた。また、その際に中も掃除した。
【8/17】
4匹目が誕生。産まれて暫くは灰色で足元も覚束なくふらふらしている。昨日産まれた3匹は色も黒くなったが、
まだ足元はふらついている。たまに親蟻によりグルーミングされている。1匹だけ少し遠くまで歩いている。
【8/23】
6匹に増えた。だいたいは壁に張り付いている。まだ卵がだいたい60あるので、まだまだふえるのだろうか?
【8/27】
7匹になってた。相変わらず巣の辺りに大人3匹が集まってある。子供は巣の周辺を自由に動き、遠出はしていない。
【9/1】
2匹死に1匹増え、現在6匹の小蟻が活動中。どのように死んだのかは謎だがショックだ。1匹の小蟻だけは反対側にいる。
【9/3】
5匹になっていた。一匹の大蟻が群れを追い出されて常に逆側にいる。。
【9/5】
超活動的な小蟻が1匹いて、群れを追い出された1匹に物凄い攻撃しているようにみえる。
つついているような感じだ。また暫くしてコミュニティに戻ってきた。
数日すると、子供が産まれる時だけ遠くに行き、攻撃されることも無くなった。
【9月末】
現在8匹、生き残った子蟻は元気に成長して歩き回っている。役割が決まっているか、常に卵の周りに常にいるもの、
常に歩き回っているもの、壁に張り付いているだけのものと分かれている。人間と同じでとにかく元気だ。
【10/1】
1匹死に、2匹生まれた。合計10匹。殺し合いは全くしてないようだし、なぜ小蟻がたまに死んでいくのかいまだ謎。
【10/5】
朝起きたら小蟻が一匹死んでた。蟻は死ぬと仲間によって端っこに移動させられる。久々に一匹が手当り次第攻撃?
しまくっている。一目で親が誰か分かる状態だ。明らかに嫌われていた一匹は隔離していたが、残った二匹がついに
喧嘩を始めた。絞め殺すというのが彼らの闘いだ。勝負は10分近くに及んだ。相手が弱まると小蟻も加勢を始め、
最終的には仰向けで亡くなり、凹んだ巣から必死に引き上げられようとするが、なかなか思うようには行かない。
そのため、私が蓋を開けて取り出した。加えて、隔離していた一匹を外に逃がすことにした。
これで、女王と小蟻9匹のみの新生活が始まった。
【10/6】
卵のある場所で必ず働く蟻1匹、攻撃に特化した体が少し大きい1匹は役割を確認できたけど、後はよく分からない。
1匹が母親の体中を念入りにグルーミングしている時もある。チョコレートを与えてみたが、あまり興味がなさそうだ。
その際にアントリウムを強く動かしてしまったが、親蟻は巣から遠くに逃げて、二匹が卵を親蟻の方に運ぶ行動が見られた。
【10/15】
天井に卵を移動し始め、氷柱のようになっている。二匹が巣を自由に歩き、後は天井の巣作りに関わっている。
畑の野菜に青虫がいたので巣に落としてみた。小蟻にとっては約10倍大きいので追い払おうとするのが精一杯だった。
一番強い親蟻は安全圏に移動して全く闘わない。その間に、全ての卵を反対側に移動し始めた。この辺りの意思疎通は凄い。
これが人間社会と似ていると言われる所以の一つだろう。青虫は倒される事もなく天井に張り付いていたので野に返した。
青虫が吐いた液体を掃除した。現在、小蟻は10匹。相変わらず穴は掘らない。
【10/31】
現在15匹。先日、何日かにかけて一匹が端っこに穴を掘り出した。3cmくらい掘っているが、現在はそこに誰も住んでいなく、
また掘るのもやめてしまった。冬前の準備なのか、経過を見守りたい。
【それ以降】
冬を越せず、子供の蟻は全滅した。大人の蟻は生き続けた。そして、翌年の夏前に逃がして終わりました。
【7/11】
1匹目の蟻は7月11日午前に庭で確保。他のアリより明らかに大きく、何日か探した上での発見だった。
恐らく女王蟻だと思われる。初めは混乱で動き続けていたが、2時間くらいして端を掘り始めた。
掘り進める際、口でジェルを加えバックで戻って来るのだが、ジェルもそれほど柔らかい訳でないので、
けっこう苦労しているように見えた。何時間かかけて約1cmほど掘り、その後まったく動かなくなった。
このアリ伝説の天井の右側には空気交換用の蓋があり、そこに極僅かな隙間が構造上あるのだが、
そこから出られるのではと期待してか、今後も蟻はこちらを軸として生活をするようになる。
【7/12】
朝起きると穴は掘り進んでおらず相変わらずほぼ動かない状態だった。そこで午前中に、昨日と同じ種類の
アリを別の場所から2匹捕まえた。こんなに女王蟻いるものか?と不安になってきた・・・。
初代と同じく初めは動きまくっていたが、暫くしてほとんど動かなくなった。逆に初代が動きまくるようになった。
穴は掘る気配はまったくない。今日捕まえた2匹は同じ場所から捕ってきたので仲がよろしく、初代だけがのけ者の感じに。
初め捕らえた蟻を「初代」、今日ほぼ同じ場所で捕まえた蟻を、「弐」と「参」とする。見分け不可なので、今後は「弐参」と呼ぶ。
【7/13】
弐参により、壁に卵らしきものが貼り付けられている。ジェルを細かく切って貼り付けているのかもしれない。
とにかく小さいので確認できない。相変わらず初代が動きまくっていて、動かない時は、弐参の体をグルーミング
したりしている。弐参はたまに動くていどで、卵らしき場所から動こうとしない。昨日、一昨日と天井によくいたが、
今はほぼ地上にいる。
【7/14】
卵が増えていた。昨日の約2倍だろうか。
相変わらず初代は動き、弐参は卵の前からあまり動かない。初代は無視されているような感じだ。
初代はたまに卵を触っているが、危害を加えてはいなさそうなので、一緒に生活を続けさせてみようと思う。
【7/16】
また卵が増えている。弐参は相変わらずあまり動かず卵の前に待機している。初代も卵の前にほとんどいて、
昨日に比べると動きがかなり少なくなった。逃げられないことを悟ったのだろうか?
蟻酸なのか、壁に茶色い液がついて何日か経っていたので蓋を開けて内側を少し拭いた。
【7/18】
空気の入れ替えに蓋を開けた。開けた直ぐは微動だにしていなかったが、閉めてしばらく経つと、
初代が空気蓋まで上がってきた。弐参は卵の前から相変わらずほぼ動きなし。弐参は共同で卵の世話をしている。
【7/21】
ここ数日はあまり変化が無く、壁の卵の形が少し変わっているていど。
【7/29】
以前より卵がけっこう増えており、夜中に張り付いていた卵を平地にまとめ始めた。
卵を確認して以来、初めて卵を壁に貼り付ける以外の行動をした。
【7/31】
完全に壁から平地に卵が移動した。もしかして孵化するのか?と期待を膨らます。
【8/2】
いつも固まっている場所から少し離れた場所のジェルも噛み出し、広い範囲で地面が凸凹になった。
一時的にまた卵を壁側に持ってきて、その間に深く掘り、また卵を平地に戻した。
ここ最近動きがあるのはいいけど、まったく何をやりたいのか私には分からない。
【8/14】
黒く変色している卵を見つけた。その他は、毎日辺りを少し掘っては、後はじっとしている。
その繰り返しで、微妙な変化はあるが、大きな変化は無し。
【8/16】
夜に蟻がついに1匹誕生。手足が動いているのが確認できる。しかし、全く動いていない時もあり
本当に生きているのか怪しい時もある。その後、合計3匹になった。アントリウムをおいてる場所が
人通りの多い場所だったので、場所を変えた。また、その際に中も掃除した。
【8/17】
4匹目が誕生。産まれて暫くは灰色で足元も覚束なくふらふらしている。昨日産まれた3匹は色も黒くなったが、
まだ足元はふらついている。たまに親蟻によりグルーミングされている。1匹だけ少し遠くまで歩いている。
【8/23】
6匹に増えた。だいたいは壁に張り付いている。まだ卵がだいたい60あるので、まだまだふえるのだろうか?
【8/27】
7匹になってた。相変わらず巣の辺りに大人3匹が集まってある。子供は巣の周辺を自由に動き、遠出はしていない。
【9/1】
2匹死に1匹増え、現在6匹の小蟻が活動中。どのように死んだのかは謎だがショックだ。1匹の小蟻だけは反対側にいる。
【9/3】
5匹になっていた。一匹の大蟻が群れを追い出されて常に逆側にいる。。
【9/5】
超活動的な小蟻が1匹いて、群れを追い出された1匹に物凄い攻撃しているようにみえる。
つついているような感じだ。また暫くしてコミュニティに戻ってきた。
数日すると、子供が産まれる時だけ遠くに行き、攻撃されることも無くなった。
【9月末】
現在8匹、生き残った子蟻は元気に成長して歩き回っている。役割が決まっているか、常に卵の周りに常にいるもの、
常に歩き回っているもの、壁に張り付いているだけのものと分かれている。人間と同じでとにかく元気だ。
【10/1】
1匹死に、2匹生まれた。合計10匹。殺し合いは全くしてないようだし、なぜ小蟻がたまに死んでいくのかいまだ謎。
【10/5】
朝起きたら小蟻が一匹死んでた。蟻は死ぬと仲間によって端っこに移動させられる。久々に一匹が手当り次第攻撃?
しまくっている。一目で親が誰か分かる状態だ。明らかに嫌われていた一匹は隔離していたが、残った二匹がついに
喧嘩を始めた。絞め殺すというのが彼らの闘いだ。勝負は10分近くに及んだ。相手が弱まると小蟻も加勢を始め、
最終的には仰向けで亡くなり、凹んだ巣から必死に引き上げられようとするが、なかなか思うようには行かない。
そのため、私が蓋を開けて取り出した。加えて、隔離していた一匹を外に逃がすことにした。
これで、女王と小蟻9匹のみの新生活が始まった。
【10/6】
卵のある場所で必ず働く蟻1匹、攻撃に特化した体が少し大きい1匹は役割を確認できたけど、後はよく分からない。
1匹が母親の体中を念入りにグルーミングしている時もある。チョコレートを与えてみたが、あまり興味がなさそうだ。
その際にアントリウムを強く動かしてしまったが、親蟻は巣から遠くに逃げて、二匹が卵を親蟻の方に運ぶ行動が見られた。
【10/15】
天井に卵を移動し始め、氷柱のようになっている。二匹が巣を自由に歩き、後は天井の巣作りに関わっている。
畑の野菜に青虫がいたので巣に落としてみた。小蟻にとっては約10倍大きいので追い払おうとするのが精一杯だった。
一番強い親蟻は安全圏に移動して全く闘わない。その間に、全ての卵を反対側に移動し始めた。この辺りの意思疎通は凄い。
これが人間社会と似ていると言われる所以の一つだろう。青虫は倒される事もなく天井に張り付いていたので野に返した。
青虫が吐いた液体を掃除した。現在、小蟻は10匹。相変わらず穴は掘らない。
【10/31】
現在15匹。先日、何日かにかけて一匹が端っこに穴を掘り出した。3cmくらい掘っているが、現在はそこに誰も住んでいなく、
また掘るのもやめてしまった。冬前の準備なのか、経過を見守りたい。
【それ以降】
冬を越せず、子供の蟻は全滅した。大人の蟻は生き続けた。そして、翌年の夏前に逃がして終わりました。