所在地:美馬市脇町大字猪尻西分140-1
備考:美馬市指定登録有形文化財
※脇町南町の記事は別に分けています。
脇町劇場 オデオン座。オデオン座とはフランス・パリの国立劇場 オデオン座に由来する。
1934年(昭和9年)、芝居小屋の脇町劇場が開館。戦後は歌謡ショーなどの
興行が行われ、多数の著名人が来演した。
映画産業の衰退や老朽化などが理由で、映画館としては1995年(平成7年)に
閉館して取り壊される予定だったが、1996年(平成8年)に山田洋次監督の
松竹映画『虹をつかむ男』のロケ地となり、作品中に「オデオン座」として登場した。
このことが契機となって保存と活用が検討され、1999年(平成11年)に修復工事が
完了して一般公開が開始された。
拝観料は200円ですが、それ以上の価値がある建物だと感じました。
ちょうどお客さんがいなかったのもあり、従業員の方といろいろとお話をさせていただきました。
四国に現存する芝居小屋建築は、愛媛県喜多郡内子町の内子座、香川県仲多度郡琴平町の
旧金毘羅大芝居(金丸座)とともに3棟のみ。
※つるぎ町貞光の貞光劇場は、昭和7(1932)年築で、2011年閉業。
現在も、いろいろなイベントが行われている
この建物が残るきっかけとなった映画。
まわり舞台。人力で回転。演出を高める効果。
カーテンが何枚も在る。
ゆるい傾斜になっている花道と、1階の客席。
演者の待合室。他にも個室などもあった。
奈落
廻り舞台
2階席から。
神棚