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脇町劇場 オデオン座

2023年07月07日 | 徳島県

所在地:美馬市脇町大字猪尻西分140-1
備考:美馬市指定登録有形文化財

脇町南町の記事は別に分けています。

脇町劇場 オデオン座。オデオン座とはフランス・パリの国立劇場 オデオン座に由来する。

1934年(昭和9年)、芝居小屋の脇町劇場が開館。戦後は歌謡ショーなどの
興行が行われ、多数の著名人が来演した。

映画産業の衰退や老朽化などが理由で、映画館としては1995年(平成7年)に
閉館して取り壊される予定だったが、1996年(平成8年)に山田洋次監督の
松竹映画『虹をつかむ男』のロケ地となり、作品中に「オデオン座」として登場した。

このことが契機となって保存と活用が検討され、1999年(平成11年)に修復工事が
完了して一般公開が開始された。

拝観料は200円ですが、それ以上の価値がある建物だと感じました。
ちょうどお客さんがいなかったのもあり、従業員の方といろいろとお話をさせていただきました。

四国に現存する芝居小屋建築は、愛媛県喜多郡内子町の内子座、香川県仲多度郡琴平町の
旧金毘羅大芝居(金丸座)とともに3棟のみ。
※つるぎ町貞光の貞光劇場は、昭和7(1932)年築で、2011年閉業。

現在も、いろいろなイベントが行われている

この建物が残るきっかけとなった映画。

まわり舞台。人力で回転。演出を高める効果。

カーテンが何枚も在る。

ゆるい傾斜になっている花道と、1階の客席。

演者の待合室。他にも個室などもあった。

奈落

廻り舞台

2階席から。

神棚

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