東京絵の具

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四国88箇所 歩き遍路 39日目

2015年12月14日 | 旅行記(過去)
■10/29:晴れ
→77:道隆寺(どうりゅうじ)→78:郷照寺(ごうしょうじ)→79:天皇寺(高照院)(てんのうじ)
→80:國分寺(こくぶんじ)→
宿泊:民宿あずさ(朝食付き・4000円)

・昨日の宿:善根宿まんだら(善根宿)

6時30分に起床。1番早く寝始めたけど、起きたのはみんなより遅かった。最近、本当に朝が苦手だ。
みんなそれぞれの進路に散らばり、私は77:道隆寺を目指した。門前の遍路用具店で、先日壊れた鈴の
中身だけ買おうとしたら無かった。ここでは、コーヒーを接待していただいた。また、納経所の人に歩き?と
尋ねれれ、ヤクルトとお菓子をいただいた。88箇所の納経所で何かをもらうのは珍しい。

顔見知りの荷押し車の遍路の男性60代と会ったので、またしばらく話しながら歩いた。
彼の荷物には釣り竿まで装備していて、たまに魚を釣って料理して食べているらしい。
職業遍路はたくましい。途中でまた違う人に会った。この人は野宿はしない人で荷物がかなり軽く、
杖も持っていなかった。この人とは今日一緒にけっこう歩いた。

78:郷照寺は、四国霊場で唯一の「時宗」の霊場である。正確には真言宗と時宗の両宗を奉ずる。
郷照寺の納経所の人はお辞儀一つもしない人だった。たまに霊場を巡っているとあるのだが、
あるていどのマナーの基本は守ってほしいものだ。

79:天皇寺(てんのうじ)(高照院)に到着。JR石鎚山駅で一緒に野宿したことのある人がいて托鉢をしていた。
また、善根宿まんだらで会った4人とも会ったりと、昨日今日と顔見知りによく合う。先日から少し左すねが痛く、
特に異常な痛みの時がある。

天王寺の参道に、弥蘇場大師堂があり八十蘇場の清水を飲み、泉の脇にあるところてん屋・清水屋があり、180円で
名物のところてんを食べた。ここで食べている時に足のサポーターを置き忘れてしまい、店の人が天王寺まで持ってきてくれた。

80:國分寺へ到着したのは16時頃。お経を唱えていると、団体客20人ぐらいが来て一斉にお経を唱えだした。
大勢に唱えられると、自分のペースが崩れてお経が間違ってしまうこともある。
國分寺を出て暫く歩くと、おじいさんに紅葉をバックに写真を撮りたいと頼まれ、笠を着て撮影をした。
もしかしたら何かのコンクールに出すかもしれないとのことで、お礼にチョコレートをくれた。

野宿場所を探すためにJR国分寺に行くが寝れそうになかった。国分寺付近にいると二人組のおじさんが話しかけてきて、
一人は四国を自転車で100回以上回り、もう一人は未来を見れる千里眼持ちであるという。絵も書いているそうで、
社交辞令で褒めると、素人には分からないと言ってた。恐らく職業遍路の方々で、だいぶ怪しさを醸し出していた。
一番驚いたのが、話しの流れで私の杖を貸してあげると、杖の先を3回地面に強く叩きつけ、筆で南無大師遍照と書いて、
これで悪霊は取り憑かないだろうと言った。当時の私は、これに対して怒るような感情は何も無かったようだ。
とにかく、怪しさ満点だったので、この近辺で野宿しない方が良さそうな感じがしていた。

その後、うどん屋で食事をして、お店の人といろいろと話しをした。ここに来ていたお客さんが、近くの民宿の電話番号を
教えてくれたので、「民宿あずさ」で泊まることにした。久しぶりに宿に泊まることになる。

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