関連URL:剣山 登山 2014年、次郎笈 登山 2023年
2023年7月17日に開催された「剣山本宮山頂大祭」。5年ぶりの開催です。
9時に到着すると駐車場は満杯で路駐する。リフト往復券1900円を購入して山頂を目指す。
穴吹川沿いに集落が形勢されているのが分かる。
リフトを降りて約30分歩けば頂上付近。半袖のみで大丈夫でした。
山頂付近に剣山本宮宝蔵石神社があり、既に神社と神輿を取り囲むように人が集まっていた。
午前10時から開始。11時から神輿渡御祭。若手の劔神社先達会に任せての初めての祭り。
剣山本宮宝蔵石神社の御神体は、スサノオノミコト、安徳天皇。
また、ソロモンの秘宝伝説では、アーク(旧約聖書の契約の箱)とも云われている。
安徳天皇に関しては、壇ノ浦の戦いで三種の神器・草薙剣と共に入水自殺をしたと教科書で習っているが、
特に西日本各地に「逃げ延びた説」が数多く存在する。それで、宝蔵石神社の御神体が安徳天皇となっている。
天皇陵としては、壇ノ浦にある赤間神宮、そのほかにも、宮内庁指定の陵墓参考地が5箇所あり、
うち四国には高知県高岡郡の「鞠ケ奈呂陵墓」がある。また、宮内庁の非公式では、徳島県三好市
東祖谷栗枝渡にある栗枝渡八幡神社に「安徳天皇御火葬場」がある。
同じく、7月17日から開催される京都の八坂神社の祇園祭に関して、八坂神社の
祭神がスサノオであり、神輿を担ぐことから、剣山との関連性を唱える人もいて、
古代イスラエル(ユダヤ民族)に繋がる説がある。
御神体を神輿に遷す際は、上から見ないように、写真を撮らないように促される。
神輿は約300kg。
先着順で、神輿を担ぐ(男性のみ)64名5000円、先綱(さきつな)を引く50名3000円、
幟(のぼり)を持つ50名1000円で修行体験ができる。
平家のシンボルである赤旗がモチーフ。
クマザサの中をかき分けて、平家の馬場を渡る。
「六根清浄」の掛け声。六根とは、人間の知覚である、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感に
心を加え、穢れにふれた時に神徳を以て清浄に保って救いを求めようとする祈願詞。(動画)
再び剣山本宮宝蔵石神社に戻り、書道家が一字書「空」を奉納したり、
餅投げがあるようだが、私は「次郎岌」を目指すことにしました。
社殿の後ろの宝蔵石(御神体)
祭りに関わった人は、お祓いをしてもらえる。
霊峰剣山を信仰する氏子の方と思わしき服装。
インタビューを受ける外国人の方。
帰路に立ち寄った大剣神社。安徳天皇が所持していた三種の神器である
草薙剣が祀られていると云う。ご利益として、現世最高の良縁も引き寄せるようだ。
御神体の巨石
御神水(おしきみず)
徳島県指定名勝天然記念物・剣山並びに亜寒帯植物林
西島駅に到着。リフトを使い駐車場まで。
リフトを降りたところにも、別の神輿があった。剣山山頂の祭りは、山に登れる健康な人でないと、
参加できないので、こちらでもやっているということだろうか?
何店か開いていて食事をすることもできる。
劔神社。剣山の見ノ越に鎮座する神社。標高1420m辺りにあり、本社の大劔神社は
標高1810m辺りにある。
円福寺。真言宗御室派の寺院。本尊は剣山大権現で、安徳天皇の剣を
剣山大権現として祀ったと云われる。オオヤマツミ、スサノオ、安徳天皇を祀る。