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庄川峡・大牧温泉 船でしか行けない秘境の一軒宿

2014年02月18日 | 中部
所在地:富山県南砺市利賀村大牧

大牧温泉は、船でしか行けない温泉として知られる。ネットでは日本一の秘境旅館とも云われている。
http://matome.naver.jp/odai/2135602213833059501

開湯は1183年である。開湯伝説によれば、倶利伽羅峠の戦いで敗れた平氏の落武者が、この地で
庄川のほとりから湧出する温泉を発見したという。1930年に小牧ダムが完成した際に、温泉はダムに
沈んだ。ダム建設に際して温泉宿は湖面の上に移転し、また源泉を湖面の上まで引っ張って温泉を
存続させた。このときに、道路の対岸側に旅館が整備されたが、ダムを渡る交通手段は船以外整備されず、
今日まで至っていると云う。

庄川遊覧船乗り場(富山県砺波市庄川町小牧73番地5)を車で目指しました。2014年冬ダイヤで、
大牧温泉行き 9:00-9:30、11:30-12:00、14:30-15:00、16:00-16:30 の4便だけです。

無料の駐車場に車を止めて、庄川遊覧船のチケットを購入。往復で2,800円でした。


そして遊覧船に乗り、庄川峡の冬景色を楽しみながら、約30分で旅館にたどり着きます。
秘境の地に向かう雪景色に囲まれた航路は、寂しくもある風景ですが、心が踊ります。

行きは水深が浅かったので、そのまま船降り場に行き、宿を見るための迂回はしませんでした。


日本列島最後の秘境と書かれた案内。携帯の電波はかろうじて届きます。


団体客と同じ時間になってしまったので、秘境感はそれほどなかったです。しかし、部屋もそうですが、
夜食も団体とは別の部屋だったので、ゆっくりと楽しむことができました。


宿泊料は、川沿いの部屋を選び、1泊2食付き 42,000円(21,000円×2名)でした。

日帰りで温泉を楽しむ場合だけでも、昼食付きで7,000円(サ込、税別)するので、
せっかくであれば宿泊した方がいいと思わせる料金です。


料理は、山間の川沿いですが海産物が多く出てきます。旬なのでいいのかもしれませんが、
もう少し山や川の料理が多かった方が良かったかもしれない。料理の量は半端でなく多いです。


男は、大衆浴場、露天、川沿いのテラス風呂があります。露天は階段を上ったところにあり、
冬だと寒い中を少し歩いて行きます。川沿いのテラス風呂は、まさにこの旅館を象徴する
川沿いなので、ヒノキ風呂に浸かりながらゆっくりと過ごしました。


待ち合わせ場所からの眺め。




大牧温泉




庄川の上流にある小牧ダム湖岸に貼りつくかのように、一軒宿の「大牧温泉観光旅館」が存在している。




小牧発電所


行きは曇りで雪が降って情緒がありましたが、帰りは帰りで晴れて雪山が湖面に映り綺麗でした。


日本では珍しい船でしかいけない旅館として、機会があれば一度訪れる価値ありかもです。

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