東京絵の具

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小林家住宅

2011年05月10日 | 東京多摩
所在地:東京都西多摩郡檜原村藤原4994

小林家住宅 (こばやしけじゅうたく)は、東京都西部の山中にある一軒家で、
組頭を勤めていたという。入毋屋造、茅葺で、破風が大きく、かぶと造りの
形式をもつ、平面は三間取広間型であるが、広間には隅納戸が付く。
比較的質が良く、東京都から山梨県へかけての民家の関連を知ることが
できる貴重な遺例である。江戸中期に建てられた民家で、檜原村では
一番古い建造物で、国の重要文化財に指定されている。

観光地化していないので、訪れる際は檜原村役場などで情報を仕入れた方が
良さそうです。歩いてしか行けない民家なので、車を止めてから約20分は急な
坂を上がる必要があります。

写真はモノレールで、基本は地元住民以外の利用は禁止されている。
檜原村には自家用車が入れない急傾斜の山間部に民家が何軒もあり、
徒歩、二輪以外に、モノレールという交通手段が使われている。



廃墟っぽい雰囲気がして、国の重要文化財に指定されている割には保存状態が悪く感じた。
山中にポツンと建ち、小林家には誰も住んでおらず、人間が活動する音が付近からはまったく
聞こえず、鳥のさえずりや虫の羽音、草木のにおいなど、自然と一体になれた場所でした。
秘境っぽい場所にあるので、喧噪を忘れたい時などに訪れるのもいいかもしれません。

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