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池上本門寺

2011年05月01日 | 東京23区
元禄年間(17世紀末~18世紀初め)の建立と伝える総門と扁額 [大田区指定有形文化財]。

所在地:大田区池上1-1-1
交通:東急池上線「池上駅」10分、都営浅草線「西馬込駅」12分

池上本門寺は、日蓮宗の大本山で、正式には長栄山大国院本門寺といい、
古くより池上本門寺(いけがみほんもんじ)と呼ばれてきた。日蓮は弘安5年
(1282年)10月13日に池上で没した。日蓮没後に日朗によって創建された。

仁王門。1977年(昭和52年)に再建。


大堂(祖師堂)。1964年(昭和39年)に再建。初代の旧大堂は、1606年(慶長11年)に
加藤清正が母の七回忌追善供養のため建立。また、旧梵鐘は、1647年(正保4年)に
加藤清正の娘で、徳川頼宣の室となった瑤林院が寄進するなど、加藤清正と縁深い。


経蔵(きょうぞう) [大田区指定有形文化財]


池上本門寺五重塔 [国指定重要文化財]。高さ31.8mで、江戸幕府2代将軍徳川
秀忠の乳母である岡部局の発願により、1608年(慶長13年)に建立された。


池上本門寺宝塔 [国指定重要文化財]。1828年(文政11年)日蓮の
550遠忌を記念し、犬山城主・成瀬氏らを本願主として再建された。
明治以前創建の屋外にある宝塔としては全国で唯一の貴重な建物。


御廟所があり、墓塔が建造物のなかに安置されている。正面に日蓮聖人廟、
右は日輪聖人廟、左は日朗聖人廟 [大田区指定有形文化財]。


紀州徳川家墓所 [大田区指定史跡]


本門寺は歴史人物の墓所が多いことでも知られる。絵師の狩野一派や、七代目松本幸四郎や、
プロレスラーの力道山の墓とブロンズ像もある。下記の写真は幸田露伴一族の墓所。


松涛園 [東京都指定旧跡]。朗峰会館北側に位置する。小堀遠州の作庭。
1868年(明治元年)4月、西郷隆盛と勝海舟が江戸城明け渡しの会見をした場所。

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