CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-016「アーカイヴ」(イギリス)

2021年01月24日 19時44分57秒 | イギリス映画
褒美はハンバーガー
 日本の山奥にある施設で人型アンドロイドの開発を進めるロボット工学者ジョージ・アルモア。会社からは成果をあげていないと不評だが、実は亡き妻ジュールをよみがえらせるための研究を続けていた。
 「アーカイヴ」というシステムを通じて彼女と交流するジュールは、そこから違法にデータを取り出し、J1、J2とバージョンアップしたアンドロイドを開発。そしてついに、まるで本物のジュールのようなJ3の完成が目前に迫る。
 そんな矢先、J2が予想外の行動をとり始め、さらに施設が外部の何者かに見つかってしまう。(「作品資料」より)


 雪深い山奥の施設で一人働く、ロボット工学者のジョージ・アルモア。

 その施設には、至る所に日本語が書かれていたり、日本語のアナウンスが流れたりする。

 後々、その施設があるのは、日本の山梨であるという設定であることが判るが、映し出される景色が山梨のものかどうかはハッキリしなかったが。

 人類は死んだ後、アーカイヴというシステムで交流できるという。

 そのアーカイヴで、事故で亡くなった妻、ジュールと交流するジョージは、密かにそんな彼女をよみがえらせる研究を進め、二体のロボットを製作する。

 そして、三体目のロボットは、ジュールにかなり近い姿ものとなり、人工知能には彼女の記憶が入れ込まれる。

 そんな中、二体目のロボットであるJ2の様子がおかしく、予想外の行動を取り始める。

 ジョージがロボット開発を進めていく中、何者かが施設に侵入した形跡もあり、彼の開発を盗もうとしているかのよう。

 最新のロボット、J3が出来上がるところで、J2がまるで嫉妬のような感情、行動を見せるところが興味深く、果たして話の行き着く先がどのようになるのか気になるところある。

 しかも、J3の開発がジョージの最終目的ではないことが判ってくる。

 果たして、ジョージは何者かが迫りくる中、最終目的を達成することが出来るのか。

 ちょっと情感的な内容のSFスリラーという感じで、ロボットの嫉妬に似たような感情が面白かった。

 そして、最後には予想だにしなかったどんでん返しが起こり、驚かされて終わる結末だったな。

/5

監督:ギャヴィン・ロザリー
出演:テオ・ジェームズ、ステイシー・マーティン、ローナ・ミトラ、トビー・ジョーンズ
   ピーター・フェルディナンド、リチャード・グローヴァー、リア・ウィリアムス
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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