CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-151「弱虫ペダル」(日本)

2020年09月15日 23時18分06秒 | 日本映画
必要なんは、回す足だけや
 総北高校の新入生・小野田坂道は筋金入りのオタク少年で、長年自宅のある千葉から秋葉原まで往復90km以上もある道のりをママチャリで通い続けていた。高校では、アニメ研究部へ入部するつもりが、休部と知り途方に暮れる。
 そんな時、彼の自転車の能力に気づいた同級生の今泉俊輔にレース勝負を挑まれ、初めて自転車で走ることに楽しさを見出す。
 やがて自転車競技部に入部した坂道は、マネージャーの寒咲幹のサポートや部長の金城真護ら先輩たちの導きにより、登りを得意とするクライマーとしての適性を発揮していくのだったが。(「allcinema」より)


 人気コミックを実写映画化した青春スポーツ・ムービー。
 タイトルの名はよく聞いたものの、原作は未読。

 オタクで友人もいない小野田坂道が、高校入学と同時に自転車競技とその仲間たちに出会い、その楽しさを知り、競技者としても成長していく様を描いている。

 坂道は千葉に住んでいるようだが、ママチャリで往復90キロもある秋葉原へ出かけている。
 そんな習慣に加えて、上り坂も苦にしない。

 元々、自転車競技者としての素質があり、友人や仲間が出来たことで気持ちにも変化が起こり、才能を開花させていく。

 同じ新入生であった今泉との競走、新入部員だけでのロードレース、そしてクライマックスとなるのが、インターハイ予選。

 それぞれ、素質はあったという設定だろうが、こんな展開あり得ないだろうとは思いながらも、劇的な展開は応援したくなるし、感動してしまう。

 自分のためというよりは、仲間のために走ろうとする想いは、自分の心だけではなく、仲間の心も成長させていく。

 こういうスポーツものだと、いかにも敵だと思えるようなライバルが登場したり、主人公が大きな挫折を味わったりすることが多いのだが、本作ではそのような展開などはなかったな。

 オタクで、運動神経も無さそうな少年が、周囲を驚かせ、期待を抱かせるところは、気分を高ぶらせるものがある作品だった。

/5

監督:三木康一郎
出演:永瀬廉、伊藤健太郎、橋本環奈、坂東龍汰
   栁俊太郎、菅原健、井上瑞稀、竜星涼、皆川猿時
於:TOHOシネマズ池袋

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