太陽は我々を待ってくれない
100年後に太陽が老化によって膨張し、300年後には太陽系が消滅するという予測が立てられた。
地球連合政府は1万基のロケットエンジンを使って地球を太陽系から離脱させる壮大なプロジェクト「移山計画」を始動。各国の思惑や内紛、争いが渦巻くなか、飛行士リウは亡き妻への思いを胸に宇宙へと旅立つ。
一方、量子科学研究者トゥーは禁断のデジタル技術により、事故死した娘をよみがえらせようとする。
そして連合政府の中国代表ジョウは、大きな決断を迫られる。(「作品資料」より)
太陽が膨張し、100年後には地球を飲み込むと予測される中、地球を動かして太陽系から脱出しようとする人類を描いたSFスペクタクル。
本作はシリーズ第2弾らしく、前作「流転の地球」は配信だけだったのか未見。
話が続いているようではなく、新たな話が描かれているようである。
地球の各所に1万基のエンジンを設置し、地球を動かす。
更にその引力から逃れるため、月にもエンジンを設置し、地球から離す。
何とも壮大な計画が遂行されようという中、ドラマも表される。
パイロットとして宇宙ステーションに着任したリウだが、テロが起こり、ステーションが崩落してしまう。
量子科学研究者のトゥーは、亡き娘をデジタルの中に蘇らせるが、完全なものとするため、禁断の行動に出る。
そして月でエンジンが暴発し、地球衝突の危機が訪れる。
クライマックスは、月を世界中にある核爆弾で爆破し、地球のエンジンを起動させ、衝突を回避させようという展開。
「アルマゲドン」を彷彿させる展開のクライマックスとなっていく。
正に壮大なスペクタクルで、緊張感高まる展開となっていく。
物語はおよそ20年にも及ぶもので、見応えある作品だった。
しかし、計画はこの先2,500年にも及ぶものなんだな。
/5
監督:グオ・ファン
出演:ウー・ジン、アンディ・ラウ、リー・シュエチェン、シャー・イー、ニン・リー、ワン・ジー、シュ・ヤンマンツー
於:池袋シネマ・ロサ
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