CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-109「バニシング 未解決事件」(フランス・韓国)

2022年05月23日 23時26分56秒 | 韓国映画
マジックを教えて
 韓国・ソウルで、身元不明の遺体が発見される。遺体は指紋が失われ、全身が傷だらけの状態だった。刑事のジノは事件解決の手がかりを求めて、シンポジウムのため来韓していた国際法医学者のアリスに協力を要請。
 遺体の身元特定は容易ではなく、臓器が違法な手術によって抜き取られていることを知った2人は、事件の背後にうごめく組織を追い詰めるべく捜査を進めるが。(「作品資料」より)


 ソウルで遺体が発見されるが、その損傷が激しく、身元も判別できぬ状態。

 刑事のジノは、シンポジウムで来韓している法医学者のアリスに協力を要請する。

 驚くべき手法で、遺体の身元を明らかにするアリス。

 遺体の身元が判明すると共に、遺体が麻酔をかけられており、更に臓器が取られていることが判明する。

 ジノは臓器売買の黒幕を見つけ出すため、アリスの協力を得ながら捜査を進めていく。

 臓器売買を取り扱った作品。

 加えて、アリスの葛藤も描いている。

 ホテルに泊まっているアリスであるが、その部屋に子供の姿が見える。

 その後、アリスはジノに〝子供がいるか〟と尋ねられ、〝いない〟と答える。

 ホテルの部屋にいる子供は、何かしらアリスの心にのしかかるものなんだなということが判る。

 臓器売買という闇の行為のためか、結構夜のシーンも多く、ノワール的な雰囲気が漂う作品である。

 そこにジノとアリスが好意を寄せあっているという展開が見られる。

 ダークな題材ではあるが、臓器売買に関わる犯人たちに関しては、ちょっとアッサリ描かれている感じであった。

 クライマックスの展開は、果たして間に合うのかという展開であり、緊張感は高まったな。

 ジノはマジックが得意なようであるが、アリスと食事をしている時、ビール瓶をマジックで消すのだが、そのビール瓶はどこにいったんだ?

/5

監督:ドゥニ・デルクール
出演:ユ・ヨンソク、オルガ・キュリレンコ、イェ・ジウォン、チェ・ムソン、パク・ソイ
於:シネマート新宿

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 22-108「映画 おそ松さん」... | トップ | 22-110「シン・ウルトラマン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

韓国映画」カテゴリの最新記事