CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-251「カメの甲羅はあばら骨」(日本)

2022年11月10日 00時24分24秒 | 日本映画
木琴ならぬ骨琴だ
 高校2年生・カメ田カメ郎は、本音をあばら骨の中に隠したまま、冴えない学校生活を送っていた。そんな彼にとって、自分とは正反対の明るい性格を持つクラスメイト・カエル川エル隆だけが唯一の気を許せる存在だ。
 ある日、スクールカースト底辺にいた彼らの日常を覆す出来事が起こる。(「作品資料」より)


 読んだことはないが、動物の骨を人間の体に当てはめることによって、動物の体の仕組みを知ることができるという動物図鑑を原作とした劇場版アニメーション。

 普通の高校を舞台に、登場キャラクターが全て動物の骨格を持っており、その特性を活かした言動を取る。

 そんな彼らの生活が描かれるが、内容としては、これまた普通の青春ムービーであった。

 カメの骨格を持つカメ田カメ郎は、学校でも下位グループの存在。

 そんなカメ田の親友が、カエルの骨格を持つカエル川エル隆。

 陽気なカエル川のお陰で、何とか高校生活を過ごしているカメ田であるが、ある日、カエル川が思いも寄らぬ行動を取ったことで一躍ヒーローとなり、カエル川は、上位グループのライオン寺ライ王たちに目を留められる。

 カエル川は昼食など何かとライオン寺たちに誘われるようになり、カメ田は一人きりになってしまう。

 しかし、ライオン寺たちのカエル川に対する言動には裏があり、カメ田はそれを知らずともカエル川を救うおうと飛び込んでいく。

 嫉妬と寂しさで自棄になりつつあるカメ田。

 かつて同じような状況で、学校をやめざるを得なかったキリン沢リン太郎のことを思い出すカメ田。

 自分の弱さに苛立ちを感じながらも、なかなか行動に移せない姿というのは、骨格は違えど、王道的な話である。

 そんな中で、それぞれが骨格を活かした突飛とも思える行動をするのが面白い。

 クライマックスは、生徒会長選挙で、何故かバトルへと発展していく。

 特異なキャラの言動を楽しみつつ、王道的な青春ストーリーも楽しむという作品かな。

 やたらとゾウの鼻をした生徒や人が多かったのは何故だろう。
 群れるからか。

/5

監督:モリ・マサ
声の出演:清水尋也、磯村勇斗、江口拓也、上國料萌衣、野津山幸宏、栗田航兵、四谷真佑、森本晋太郎、坂本慶介、でんでん
於:グランドシネマサンシャイン池袋

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