CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-006「トッコ・ビンはアップデート中」(韓国)

2021年01月09日 08時53分32秒 | 韓国映画
愛してるの前にありがとうだろう
 急激な人口減少による労働力不足が国家的な非常事態として論議され、見た目が人間そっくりのロボットの開発が秘密裏に進められていた。
 天才ロボット科学者キム博士によって作られた人工知能ロボット、トッコ・ビンは、人間味がまったく感じられないほど何事も完璧であるが、誰よりも思いやりの心を持っていた。トッコ・ビンはロボットの社会化が現実的に可能かのテストのため、バレ大学に入学する。
 一方、ハ・ドッコは鈍感で気の利かない二十歳になったばかりのバレ大学新入生。ドッコは声もかけられずに終わった初恋の相手、ユラとバレ大学で再会し、秘めていた気持ちが日々膨らんでいく。
 弱くて寂しい人を本能的に感じるトッコ・ビンは、自然とドッコに近づき、親友になりたいと告げる。(「KINENOTE」より)


 気弱な二十歳の大学生、ハ・ドッコは偶然、イケメンのトッコ・ビンと出会う。

 ビンはドッコに友人になりたいと言って、以降共に行動をするようになる。

 万能、イケメンのビンは女子にもモテモテ、特に男子に人気ナンバー1のチン・ユラもビンのことを好きになる。

 しかし、そんなユラのことをドッコも好きになっており、ドッコは複雑な感情を抱くようになる。

 
 早々にトッコ・ビンは、ロボットであることが判り、人間社会にどれだけ溶け込み、ロボットの社会化が現実となるのかテスト対象となっている模様。

 そんなトッコ・ビンとハ・ドッコ、ロボットと人間の友情を描いたファンタジー・ドラマとなっている。

 トッコ・ビンと付き合うことによる、ハ・ドッコの成長物語にもなっている。

 しかし、成長物語と言っても、メインとなっているのは、ドッコのユラへの想いを含めた三角関係だったかな。

 何故にトッコ・ビンがハ・ドッコを気に入り、友達となろうとするのか。
 
 徐々にトッコ・ビンは開発した博士も予想しなかった、人間らしい心を持ち始める。

 果たして、ドッコやユラたちは、トッコ・ビンがロボットであることを知るのか。
 そしてビンとドッコの友情、そしてユラを含めた三角関係の行方はどうなるのか。

 かなりおっちょこちょいでもあるハ・ドッコの言動が大げさだなと感じるくらいであるが、トッコ・ビンの言動との対を成しているような感じ。

 ドッコの悩みや、ビン、そしてユラたちの悩みらしきものも描いているが、全体的には軽い雰囲気で話が展開されていたな。

 まあ、クールでイケメンのトッコ・ビンの言動に興味惹かれるし、違う意味でハ・ドッコの言動も興味深い話であった。

 やや疑問の残る結末ではあったかな。

/5

演出:ホン・チュンギ
出演:インソン、フィヨン、キム・ヌリ、イ・イェヨン、ムン・サンフン
於:シネマート新宿

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