CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-247「貞子DX」(日本)

2022年11月04日 23時04分48秒 | 日本映画
呪われた上に祟られたらどうすんの?
 呪いのビデオを見た者が24時間後に死亡する事件が全国各地で続発。IQ200の天才大学院生・一条文華は、テレビ番組で共演した人気霊媒師・Kenshinから事件の解明を挑まれる。
 呪いがSNSで拡散すれば人類は滅亡すると主張するKenshinに対し、文華は呪いなどあり得ないと断言。そんな彼女のもとに、興味本位でビデオを見てしまった妹・双葉から助けを求める電話が入る。
 「すべては科学的に説明可能」と考える文華は、自称占い師の前田王司や謎の協力者・感電ロイドとともに、貞子の呪いの謎を解き明かすべく奔走する。(「作品資料」より)


 「リング」で登場した貞子。

 今やすっかりコミカルなキャラとして扱われているような感じもするが、「貞子」に続く、その貞子シリーズの一本となるホラー。

 今や呪いのビデオを観た者は七日ではなく24時間後に死ぬ。

 IQ200と言われ、テレビのコメンテイターなどもしている大学院生の文華は、霊媒師のKenshinから呪いのビデオの解明を挑まれる。

 呪いなど無く、全て科学で解明できると訴える文華であるが、妹の双葉が興味本位でそのビデオを観てしまい、白い服の人が迫ってくると脅える。

 双葉を救うため、ビデオと突然死の謎を解明しようとする文華。

 果たして、文華は謎を解明し、妹を救うことが出来るのか。

 時折、驚かせるようなシーンはあったが、何となく笑いのシーンの方が多かったかなという印象。

 ビデオを観た人間に迫りくる白い服の人というのが、必ずしも貞子の姿をしていない。

 そして、文華と共に謎を解明し、死から逃れようとする自称占い師の前田王司という人物が、これまたクセのあるキャラで笑いを誘引してくれる存在。

 笑いと対照的に、貞子の登場シーン、井戸から這い出てくるシーンは、あまりゾクゾクする感じがなかったな。

 呪いのビデオとそれを観た者の死については、一種のウイルスとして扱っているのが、ある意味一番現実的に考えられることなのかな。

 話が行き着いた後のエンドロールの展開は、更にお笑いムードの強いシーンであった。

 貞子自身がお笑い要素になることはなかったが、エンターテインメントとして面白い一本であった。

/5

監督:木村ひさし
出演:小芝風花、川村壱馬、黒羽麻璃央、八木優希、渡辺裕之、西田尚美、池内博之
於:TOHOシネマズ池袋

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