CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-093「ミッドサマー」(アメリカ・スウェーデン)

2020年03月14日 17時58分52秒 | アメリカ映画
今は倒れるまで踊る
 ある日突然、最愛の家族を失ってしまったアメリカ人学生ダニー。
 心配した恋人のクリスチャンは、男たちだけで行くはずだったスウェーデン旅行に彼女も誘うことに。彼らが向かったのは、スウェーデンの奥地で90年に一度開かれるという特別な“夏至祭”。
 こうしてダニーたち一行は白い衣装に身を包んだ村人たちに笑顔で迎えられ、9日間にわたって行われる神秘の祝祭を彼らと一緒に体験していくことになるのだったが。(「allcinema」より)


 大学の友人であるペレの誘いで、スウェーデンの奥地の共同体へ友人たちと出かけるクリスチャンとその恋人のダニー。

 のどかな風景の中、歌や踊りで楽しそうに暮らす人々と出会い、気分も和やかになる。

 そして、90年に1度行われるという夏至祭を一緒に体験することになる。

 しかし、やがて不穏な空気が漂い始め、ダニーたちは混乱と不安と恐怖の渦中へ巻き込まれることとなる。


 到着した翌日には、思いも寄らぬ出来事を目の当たりにし、心乱されるダニーたち。

 ダニーたちの他にイギリスからも誘われてやって来たカップルがいるが、彼らも混乱し、共同体から出て行こうとする。

 現地の人々は、そんなカップルやダニーたちをとりなそうとする。

 笑顔の裏に何か不穏なものを隠している雰囲気芬々である。

 笑顔と和やかな雰囲気の裏に隠されているものが何なのか、そしてダニーたちは果たしてどうなってしまうのか。
 先行きが気になると共に、何とも不穏な雰囲気が不安を煽っていく展開である。

 ホラーというと、暗闇など暗い雰囲気をメインとするものだが、本作では白夜となったスウェーデンの奥地で物語は展開し、明るく爽やかな状況下で恐怖が募っていく。

 凄惨なシーンも見せてくれるが、ちょっと作り物感いっぱいだったな。
 それ以上に雰囲気が怖かったが。

 クライマックスからの展開は、ある程度予想されたものだったが、何とも後味悪いものだったな。

 白夜の地で繰り広げられる光景に不安感を煽られ、果たしてどこへ行き着くのか、気になる作品であった。

/5

監督:アリ・アスター
出演:フローレンス・ビュー、ジャック・レイナー、ウィル・ポールター
   ビョルン・アンドレセン、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー
   ヴィルヘルム・ブロムグレン、アーチー・マデクウィ、エローラ・トーチア
於:池袋HUMAX CINEMA

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