CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-079「わがままなヴァカンス」(フランス)

2020年03月01日 09時51分21秒 | フランス映画
人の陰に隠れて生きるな
 カンヌに暮らす16歳の少女ナイーマは、今までと違う刺激を求め、帰省していた従姉ソフィアと夏休みを過ごすことに。普段はパリに暮らすソフィアは、22歳にして高級ブランド品を身に纏い、肉感的な体つきで男を虜にする魅力的な女性となっていた。
 ナイーマにとって初めて経験する大人の世界。だが、その中で自由奔放に振る舞うソフィアには、金持ちの男たちが群がっていた。
 別荘地でのグループディナーや高級クルーズ体験など、すべてが初めてで、刺激的な体験を重ねるナイーマだったが。(「KINENOTE」より)


 16歳の少女が夏休みに体験する大人の刺激的な世界。
 それを誘ってくれるのが、22歳の従姉、ソフィア。

 ソフィアと共に過ごし、これまで見たことのないような世界を目にし、魅せられていくナイーマ。

 そして、2人は豪華なクルーズ船を持つ男性に誘われる。


 16歳の少女が見たことのない大人の世界に足を踏み入れ、それを垣間見る姿を描いた青春ドラマ。

 ナイーマには親友である同級生の男性がおり、俳優を2人で目指し、一緒にオーディションを受ける予定。

 しかし、ソフィアと過ごすことによって、親友と過ごす時間も減っていく。

 更に、夏休みの間にアルバイトを依頼されていた、母親も働いているレストランで、セレブたちと一緒に豪華な食事会も経験する。

 そんな中、ナイーマはもっと大人の世界へと入り込んでいくのか、と思ったのだが。

 
 ナイーマが暮らしている場所が、海辺の近くで、太陽も降り注ぎ、多くのクルーズ船がやって来る所。
 避暑地のようで、いったい、どこなんだろうと思っていたら、カンヌだったんだな。

 ソフィアは、あまり感情を表に出さない女性。
 何を考えているのか判らないところもある。

 ナイーマと行動を共にするが、ナイーマに無理強いするような様子を見せるわけでもない。

 体を見せることにも、然程抵抗は無いよう。

 演じた、ザヒア・ドゥハールの美しき肢体が堪能できる。

 もっと、ドロドロした展開で、ナイーマも深く傷つくのかと思ったが、意外とアッサリした結末だったな。

 カンヌで夏休みを過ごすことができるというのは非常に魅力的で、風景を含め、その様に魅せられる作品だった。

/5

監督:レベッカ・ズロトヴスキ
出演:ミナ・ファリド、ザヒア・ドゥハール、ブノワ・マジメル、ヌーノ・ロペス
   クロチルド・クロー、アンリ・ノエル・タバリー、ルブナ・アビダル
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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