CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-249「血を吸う粘土 派生」(日本)

2019年10月20日 01時14分46秒 | 日本映画
血と骨が混ざり合う
 カカメに殺された伏見恭三の死を警察から知らされる娘の果林。伏見の遺体は火葬場で焼かれ、遺骨が果林に渡される。だが、その遺骨の中にカカメの身体の一部が残されていた。
 そんなある日、果林は木多天が主催する美術作品制作キャンプに参加。そこに持ち込まれた伏見の遺骨からカカメが復活、再び阿鼻叫喚の地獄が蘇る。(「KINENOTE」より)


 彫刻家の怨念が宿った粘土が人々を襲うホラー。

 未見ではあったが、2017年に製作された「血を吸う粘土」の続編にあたる作品のようで、冒頭は前作のハイライトで始まる。

 そして終わったかと思われた後、惨劇は再び始まる。

 
 乾いて固まってしまうと動きもないが、少しでも水気を与えれば動き出し、生き物の血を吸って大きくなっていく。

 どうやら〝カカメ〟と名付けられている粘土は、生物の血を吸いながら体内に入り込み、その姿を真似ることが出来る。

 こうして山奥に集まった女の子たちが襲われる。

 スプラッタな要素も満載で、血飛沫も飛ぶが、いかにも粘土のような薄茶色い飛沫も体内から飛び散る。

 そしてグロテスクまでに壊れる顔面や体。

 自分の頭をはずして、作り変え、鳥を捕獲してまた体に頭を取り込む様子などは、結構面白いと共に感心する部分もあり。


 前作で惨劇の要因ともなった伏見恭三が死亡し、娘の果林はその遺骨を渡される。

 その一部が、山中で行われる美術制作キャンプに持ち込まれ、水気を浴びて大きくなり、ついにはカカメとなって集まった女の子たちを襲撃する。

 前作で一度はカカメを倒したと思われる女性が、事態収拾のため、山中のキャンプにやって来て、カカメと対峙する。

 果たして、カカメを倒し、果林たちは逃れることが出来るのか。

 
 特殊造型で表現される恐怖が、意外と見応えあるホラーであった。

 山中で繰り広げられる惨劇であったが、ラストはかなり壮大な話になっていたな。

/5

監督:梅沢壮一
出演:藤井愛稀、AMIKO、藍染カレン、正本レイラ、美鈴、やね
   ろるらり、笹野鈴々音、笠原紳司、津田寛治、黒沢あすか
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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