CINECHANが観た映画について

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基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-026「劇場版 ほんとうにあった怖い話 事故物件芸人」(日本)

2021年02月04日 21時47分58秒 | 日本映画
捨てても捨てても戻ってくる人形なんだよ
 売れないお笑い芸人の綾野晃司は、テレビ番組のプロデューサーから「事故物件に住む」という仕事をオファーされる。幼いころからわずかだが霊感があるものの、中途半端なレベルなので胸を張って霊感があると言い出せなかった晃司だが、このチャンスを逃すまいと仕事を引き受けることに。
 翌日、早速その事故物件のアパートを訪れ、部屋を見学した晃司。
 特に何も感じることはなかったのだが、部屋を出ると誰もいないはずの内側から鍵のかかる音がして。(「KINENOTE」より)


 一般投稿者からの話を基に製作されたオムニバス・ホラー「劇場版ほんとうにあった怖い話2020 呪われた家」に続くシリーズ最新作。

 2020年、「事故物件 恐い間取り」がヒットしたが、それにあやかったような作品だな。

 同じく、番組の企画で事故物件に住むこととなった芸人が体験する恐怖を描いている。

 そして、最初のエピソードから2年前、同じく芸人がある部屋に住むことによって経験する恐怖が描かれ、更にその2年前、芸人がある部屋に住むことによって経験する恐怖が描かれる。

 芸人が体験した恐怖ということで、演じるのも本物の芸人ばかり。

 そして、3つのエピソードがあったが、実は皆同じ部屋に住んで、恐怖を体験するという展開。

 恐怖の原点は同じということのようだが、最初のエピソードは、まずは掴み。

 次は、中継ぎという感じで、3つめがメインの話というような構成だったな。

 事故物件ということを知りながら、皆住むことを決めるのだが、「事故物件 恐い間取り」では、事故物件でも一度人が住めば、次からは告知義務がないようなことを言っていたが、本作では常に事故物件だと言っていたな。

 怖い話だということであったが、実際、そんなにぞくぞくするような怖さは感じなかったな。

 ただ、話自体は怖いなと思わせるものがあった。

 3つめのエピソードで感じるのは、そんなに簡単に他人の誘いにのって、部屋を訪れるなんてことはないだろうということ。
 特に、家出したと思われる女子高生が、よく判らないオヤジの部屋を訪れるというのはな。

 3つのエピソードは徐々に怖い話が上回っていくという感じで面白かった。

 話自体の怖さというものは感じられる作品だったな。

/5

監督:天野裕充
出演:屋敷裕政、嶋佐和也、前島亜美、賀屋荘也、みちお、布川ひろき、野村啓介
   SUNNY、みなみの大地、烏森まど、海上学彦、中森琴音、小出圭祐、村松和輝
於:池袋シネマ・ロサ


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