23-064「ブラックライト」（オーストラリア）

誰がいい者なのか
　FBI⻑官ガブリエルから直々に雇われているトラヴィス・ブロックは、通称「フィクサー」と呼ばれ、極秘任務で潜入捜査している秘密捜査官に危機が迫った際、その救出を担うという影の任務を担っていた。
　ある日、救出した潜入捜査官のダスティから、FBIが一般人の殺しに関与しているという話を聞かされる。にわかに信じられないトラヴィスだったが、その件を記者のミラ・ジョーンズにリークしようとしたダスティが何者かに殺されてしまう。
　ミラと調査を進める中、国家を揺るがす極秘プログラムの存在を知ったトラヴィスはガブリエルに直接問いただそうとするが、その矢先、トラヴィスの娘と孫娘が誘拐されてしまう。（「作品資料」より）


　ＦＢＩ長官のガブリエルから直接指令を受け、潜入捜査官が危機に陥ると、救い出すという任務を負う、〝フィクサー〟と呼ばれる男、トラヴィス・ブロック。

　そんなトラヴィスが、警察に勾留されている捜査官のダスティを救出するが、そのダスティは、記者のミラ・ジョーンズに情報をリークしようとトラヴィスの元から逃げ出す。

　ダスティを追うトラヴィスは、彼から思いもかけぬＦＢＩの真実を知らされる。

　にわかに信じ難いダスティの話であったが、目の前でダスティが何者かに射殺されてしまい、トラヴィスは真実を突き止めようと動き出す。

　力を持った相手に戦いを挑むという展開。

　トラヴィスには、娘と孫がおり、孫と過ごす時間を増やそうと望んでいる。

　しかし、若干強迫神経症気味のトラヴィスは孫娘に周囲を注意することを強く教え、娘から嫌がられている。

　そんなトラヴィスは、ダスティが情報を渡そうとしていた記者のミラと共に、ＦＢＩが一般人の殺害を指示したという〝オペレーションＵ〟の真実を探っていく。

　そうすると、彼を敵をみなした長官のガブリエルから命を狙われることになるトラヴィス。

　更に、危険は娘と孫娘にも迫ってくる。

　激しいカー・チェイスや銃撃戦と王道的なアクションが展開する作品。

　トラヴィスとガブリエルはベトナム戦争からの旧友。

　果たして、そんなガブリエルをトラヴィスは追い詰め、告発することが出来るのか。

　トラヴィスが挑む戦いの行き着く先が気になる展開の作品であった。

/５

監督：マーク・ウィリアムズ
出演：リーアム・ニーソン、エイダン・クイン、エミー・レイヴァー・ランプマン、テイラー・ジョン・スミス
於：池袋シネマ・ロサ