CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-056「クライ・マッチョ」(アメリカ)

2022年02月26日 11時44分25秒 | アメリカ映画
人は皆、誰かの子供だ
 かつて数々の賞を獲得し、ロデオ界のスターとして一世を風靡したマイク・マイロだったが、落馬事故をきっかけに落ちぶれていき、家族も離散。いまは競走馬の種付けで細々とひとり、暮らしていた。
 そんなある日、マイクは元の雇い主からメキシコにいる彼の息子ラフォを誘拐して連れてくるよう依頼される。
 親の愛を知らない生意気な不良少年のラフォを連れてメキシコからアメリカ国境を目指すことになったマイクだったが、その旅路には予想外の困難や出会いが待ち受けていた。(「作品資料」より)


 監督デビューして50年、40作目となるクリント・イーストウッド監督の最新作。

 「運び屋」以来の主演作でもある。

 元雇い主、ポークの頼みで、メキシコにいる彼の息子、ラフォをアメリカへと連れてくることとなったマイク・マイロ。

 半ば強制的に、半ば本人の意思でアメリカ、テキサスへと向かうことになる二人。
 そんな二人を追うラフォの母親が放った追っ手や、メキシコの警察から逃れながらアメリカを目指すこととなる。

 クリント・イーストウッドって、91歳になるんだな。

 激しいアクションなどはさすがに出来ないので、ラフォの母親が放った追っ手にどう対処するのかと思ったが、ラフォの機転やちょっとした偶然で切り抜けていく。

 強烈な一発というのもあったが。

 追われる身となっていることに関する顛末もあるが、かつてはロデオのスターで、落ちぶれてしまったマイクが、ラフォと行動を共にしながら、本当の強さというものを説いていくことがメインとなっているストーリー。

 そして、二人はメキシコのある街で半ば足止めのように止まるが、そこでの出逢いが、マイクの人生も変えるようなこととなる。

 激しいアクションというものはなかったが、かつて栄光に浴しながら、転落してしまったマイクの言葉が、ラフォだけでなく、観ている方にも響く作品であった。

 ちょっととんがっていたラフォも変わっていったように見えたな。

/5

監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、エドゥアルド・ミネット
   ナタリア・トラベン、ドワイト・ヨーカム、フェルナンダ・ウレホラ
於:新宿ピカデリー

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