CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-208「キラーコンドーム」(ドイツ)

2023年08月21日 00時06分00秒 | ドイツ映画
ニューヨークではよくあることです
 ニューヨークで男性が股間を食いちぎられる連続猟奇事件が発生。犯人の正体は、マッドサイエンティストが生み出した怪物「キラーコンドーム」だった。
 自身も被害に遭った刑事ルイジ・マカロニは、増殖し巨大化する怪物たちを退治するべく奔走するが。(「作品資料」より)
 

 1996年に製作、日本でも1999年に公開されたコメディ・ホラー。

 今回、デジタルリマスター&ディレクターズカット版として劇場リバイバル公開され、鑑賞。

 ニューヨークで男たちが性器を食いちぎられる事件が続発。

 イタリア人刑事のルイジ・マカロニは捜査に乗り出すが、事件現場でついでにことをしようとする際、ホテル備え付けのコンドームが動き出し、片方の睾丸を食いちぎられてしまう。

 こうして事件の犯人は、キラーコンドームだと知ったルイジは執拗に捜査をするが、警察内ではそれを信じる者はおらず、捜査は難航する。

 始まってしばらくして気付いたのだが、ニューヨークを舞台にした話であるが、登場人物は皆ドイツ語を話している。

 よくアメリカ映画で、ドイツ人やロシア人が英語を話しており、おかしいという指摘があったりしたが、本作はドイツ映画ということもあり、ニューヨークの人間が、ドイツ語を話している。

 逆もあって然りということだな。

 ルイジが、捜査を進めていくと、やがてその生物はコンドームによく似た生物で、人工的に作られたものだと判明する。

 果たして、何者がその生物を作ったのか。

 何故その生物は、男性器を狙うのか。

 男性器を狙う怪物ということで、やはりコミカルな雰囲気でことは展開していく。

 ルイジがゲイということで男同士のシーンが多く、更に女装マニアなども登場する。

 逆に女性の艶っぽいシーンはほとんど無かったな。

 モンスター・パニックの部類に入る作品だと思うが、実はLGBTの問題も取り上げた作品なのかもしれない。

 いずれにしても、バカバカしくも面白いコメディ・ホラーであった。

/5

監督:マルティン・ヴァルツ
出演:ウド・ザメール、ペーター・ローマイヤー、イリス・バー、マルク・リヒター、レオナルド・ランシンク、メーレト・ベッカー
於:シネマート新宿

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