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カバが損傷しているということね
ルビーは目覚めると、真っ白な地下室に閉じ込められていた。彼女は膝の靭帯を損傷して歩けなくなっており、自分が誰なのか、何故ここにいるのか全く覚えていない。するとルビーの前に見知らぬ男が現れ、彼女を誘拐したこと、そしてその男を愛するようになるまで監禁すると告げる。
やがて、ルビーと男の関係が徐々に明らかになっていく。(「作品資料」より)
目覚めると、見知らぬ部屋にいるルビー。
足を負傷し、歩くことも出来ず、しかも記憶まで失っている模様。
そんなルビーの目の前には、トムと名乗る男。
〝僕を愛するまで、君を監禁する〟と告げる。
「完全なる飼育」のような監禁モノなのかなと思っていたが、話が進むうちに様子が変わってくる。
ルビーが、溺れる夢をよく見る、と言ったりすることや、トムが同じような台詞を繰り返したりするので、もしかすると、これはルビーの頭の中で作り出したものなのかなと思わされる。
トムは、〝僕を愛するまで〟と言ったからか、かなり献身的にルビーの世話をする。
性的な行為を強要するわけでもなく、ちょっとトムの目的も計り兼ねるところがあったな。
やがて、ルビーはトムに心を開いていくように見え、トムが新たに用意していくもので、断片的に記憶が呼び覚まされたりする。
そして明らかになるルビーとトムの関係。
加えて、ルビーが何故現状の部屋にいることになったのかも明らかになっていく。
監禁モノとなると、まずは理由はどうあれ、監禁されている者が脱出をどうにか図ろうとする展開が予想される。
そして、監禁されている理由は何なのか。
本作は、本当は愛の物語だったのかと思わせるような展開となっていく。
クライマックスからラストは急展開という感じであったが、その結末から計るに、やっぱり最初に思ったことが正解だったのかなと思わせる。
しかし、今ひとつ判りにくい結末だったな。
トムという男の考えが興味深く、思ってもいない展開となっていくところは面白かった。
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/5
監督:エドワード・パーマー
出演:イングヴィルド・デイラ、スチュアート・モーティマー
ジョナサン・コッブ、トム・リンカーン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
ルビーは目覚めると、真っ白な地下室に閉じ込められていた。彼女は膝の靭帯を損傷して歩けなくなっており、自分が誰なのか、何故ここにいるのか全く覚えていない。するとルビーの前に見知らぬ男が現れ、彼女を誘拐したこと、そしてその男を愛するようになるまで監禁すると告げる。
やがて、ルビーと男の関係が徐々に明らかになっていく。(「作品資料」より)
目覚めると、見知らぬ部屋にいるルビー。
足を負傷し、歩くことも出来ず、しかも記憶まで失っている模様。
そんなルビーの目の前には、トムと名乗る男。
〝僕を愛するまで、君を監禁する〟と告げる。
「完全なる飼育」のような監禁モノなのかなと思っていたが、話が進むうちに様子が変わってくる。
ルビーが、溺れる夢をよく見る、と言ったりすることや、トムが同じような台詞を繰り返したりするので、もしかすると、これはルビーの頭の中で作り出したものなのかなと思わされる。
トムは、〝僕を愛するまで〟と言ったからか、かなり献身的にルビーの世話をする。
性的な行為を強要するわけでもなく、ちょっとトムの目的も計り兼ねるところがあったな。
やがて、ルビーはトムに心を開いていくように見え、トムが新たに用意していくもので、断片的に記憶が呼び覚まされたりする。
そして明らかになるルビーとトムの関係。
加えて、ルビーが何故現状の部屋にいることになったのかも明らかになっていく。
監禁モノとなると、まずは理由はどうあれ、監禁されている者が脱出をどうにか図ろうとする展開が予想される。
そして、監禁されている理由は何なのか。
本作は、本当は愛の物語だったのかと思わせるような展開となっていく。
クライマックスからラストは急展開という感じであったが、その結末から計るに、やっぱり最初に思ったことが正解だったのかなと思わせる。
しかし、今ひとつ判りにくい結末だったな。
トムという男の考えが興味深く、思ってもいない展開となっていくところは面白かった。
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監督:エドワード・パーマー
出演:イングヴィルド・デイラ、スチュアート・モーティマー
ジョナサン・コッブ、トム・リンカーン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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