CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-023「シミュラント 反乱者たち」(カナダ)

2024年01月27日 00時02分58秒 | カナダ映画

ハロー、ストレンジャー

 近未来。人間を精巧に再現したアンドロイド「シミュラント」のエバンは人間としての特性を完全に獲得するため、シミュラントの規律を無効化できる優秀なハッカーのケイシーを雇う。

 しかしその行動はAIの反乱を引き起こし、シミュラント排除を狙う捜査官ケスラー率いる政府執行機関が捜査に乗り出す。(「作品資料」より)

 

 近未来を舞台に、完全体アンドロイド〝シミュラント〟と人類の対峙を描いたSFスリラー。

 この手の作品はこれまでにもあったな。

 近くは「ザ・クリエイター 創造者」の話がこれに近い。

 作品資料のストーリーが実際の内容とは、ちょっと違っている。

 冒頭、エバンとフェイの夫婦が自動車事故に遭うシーンから始まり、エバンはその夢を何度も見る。

 そこからエバンがすでに亡くなり、シミュラントになっていると推測されるが、それを話したフェイは、エバンを別の場所で過ごさせることに。

 エバンは、そこでケイシーという元開発者に出会い、シミュラントに制限されているものを解放してもらう。

 そんな中、逃亡したシミュラントを執拗に追うケスラー捜査官が、エバンとケイシーに迫り来る。

 人類自らが開発しながら、それを制御しようとする。

 ケスラーが執拗にシミュラントを追う理由は、途中何度も聞く伝言から推測できる。

 ケイシーは何かしらの目的を持って行動しており、果たしてその目的が何なのか、そしてエバンは、再びフェイの愛情を得ようと行動するが、それは叶うのか。

 ラストの展開は、皮肉というか、人間とシミュラントはやっぱり共生出来ないのかと思わされる。

 しかし、その後のシーンは、逆だったな。

 未来がどうなるのか判らないが、興味深いスリラーであった。

/5

監督:エイプリル・マレン

出演:サム・ワーシントン、シム・リウ、ジョーダナ・ブリュースター、ロビー・アメル、アリシア・サンス

於:ヒューマントラストシネマ渋谷


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 24-022「アリバイ・ドット・... | トップ | 24-024「オン・ザ・フロント... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

カナダ映画」カテゴリの最新記事