〝鈴が鳴った〟と伝えて
インチキ祈祷師のチョン博士は助手のインベとともに言葉巧みに依頼人を騙し、除霊と称した儀式でお金を稼いでいた。
そんなある日、ユギョンという若い女性から、悪霊にとり憑かれた妹を助けてほしいという依頼が入る。いつものように偽の除霊を行おうとすると、妹の人間離れした動きと気配に、チョン博士が持つ2つの呪具・鈴と七星剣が反応する。実は彼は伝統ある祈祷師の末裔で、過去の忌まわしい出来事をきっかけに素性を隠していたのだ。
チョン博士とユギョンはさらわれた妹を取り返すべく悪霊に立ち向かうが、その正体は次々と人に憑依して襲い来る恐ろしい悪鬼だった。(「作品資料」より)
インチキ祈祷師のチョン博士が本物の悪霊と遭遇し、それを退治しようと奮闘するホラー。
チョン博士の元にユギョンという女性が現れ、除霊を依頼してくる。
彼女の家へと赴いたチョン博士と助手のインベは、拘束されているユギョンの幼い妹、ユミンの姿を見る。
ユギョンが少しおかしくなっていると考えたチョン博士はいつものようにインチキ除霊でユミンを助けようと考えるが、彼女の前で今まで鳴ったことのない鈴が鳴り、手にする七星剣が反応する。
やがて梵天という悪鬼の存在を知るチョン博士であるが、それは祈祷師であった祖父と弟の死に関わっているものであった。
霊も見えず、守護天使もいないチョン博士であるが、あらゆる霊が見えるというユギョンと協力しながら梵天を封じようと動く。
心霊モノではなく、どちらかと言えば、悪鬼との対決を描くアクション・ホラーという感じであった。
悪鬼は次々と人にとり憑いては、チョン博士とユギョンを襲ってくる。
そんな戦いのアクションが繰り広げられる。
怖さはないのだが、緊迫感はあったな。
そして笑いも随所に織り交ぜている。
話も興味深く、ホラー要素のあるアクション・ファンタジーとして面白い作品だった。
最後は新たなチームでの続編が考えられるラストだったな。
/5
監督:キム・ソンシク
出演:カン・ドンウォン、ホ・ジュノ、イ・ソム、イ・ドンフィ、キム・ジョンス、パク・ソイ、ジス
於:新宿ピカデリー
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