CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-157「柴公園」(日本)

2019年07月04日 00時09分32秒 | 日本映画
転がらぬ石は苔が生える
 いつも同じ公園に柴犬を連れて来ては、無駄話に花を咲かせる、あたるパパ、じっちゃんパパ、さちこパパのおっさん3人組。ある日、3人の中で唯一独身のあたるパパが、白い柴犬を連れたポチママといい感じに。
 そんな中、あたるパパと謎のイケメンとの怪しげな密会現場を目撃したじっちゃんパパとさちこパパは事件の臭いを嗅ぎ取り、イケメンの正体を突き止めようと調査に乗り出すのだったが。(「allcinema」より)


 柴犬を飼っているオジサン3人が、飼い犬の散歩がてらに公園に集まり喋りを楽しむ姿を映し出す作品。

 TVドラマがあったようだが、特に話の続きというわけでもなかったのかな。


 いつもどおり柴犬を連れて公園を訪れている3人のオジサン。

 名前は明かされず、それぞれ飼い犬の名前から、あたるパパ、じっちゃんパパ、さちこパパと呼び合っている。

 そんな中、唯一独身のあたるパパが、ポチママと距離を詰めていくものの、思わぬ事態が起こり、じっちゃんパパとさちこパパの二人はその事態を掌握しようと奔走する。


 メインとなるのは、あたるパパの恋模様と生活に対する心の変化。

 そんな中で、時折柴犬たちが愛らしい姿を見せる。

 冒頭からあたるパパは、あたるの他にもう一匹柴犬を連れている。

 それは、ある人物に頼まれ預かった柴犬で、名前は一郎。
 飼い主は、柴二郎。

 「幼獣マメシバ」と繋がっているんだな。

 その一郎を二郎が引き取りに来た時のあたるの姿は涙を誘うものがあったな。


 ポチママと仲良くなったと思われるあたるパパであるが、謎のイケメン男子と親しげに話し、何度も会っている。

 それを目撃したじっちゃんパパとさちこパパは、真相を知ろうと調べ始める。

 そして辿り着く真相。

 人付き合いが苦手だったあたるパパが、それを打破しようと奮闘する展開。

 中年ニートの柴二郎とはまた違う、人として足りなかったものを感じるあたるパパ。

 それを破ろうとするのに柴犬は役立っていたのかもしれないな。

 まったりとした雰囲気に包まれた作品で、柴犬の様子と、それを飼うオジサンたちの姿に笑わせられ、楽しませてもらえる作品であった。

/5

監督:綾部真弥
出演:渋川清彦、大西信満、ドロンズ石本、桜井ユキ
   水野勝、松本若菜、寺田農、山下真司、佐藤二朗
於:シネマート新宿

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