CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-042「フィナーレ “そいつ”が見えたら、終わり。」(デンマーク)

2020年02月02日 00時16分20秒 | デンマーク映画
最後は飛ばして、楽しもう
 ガソリンスタンドで暇を持て余す、夜勤中のアグネスと同僚のベリンダ。
 だが、突如奇妙な来客が現れたことをきっかけに、彼女たちの周りで次々と不気味な出来事が発生。恐怖に脅える二人は謎の人物にさらわれてしまう。廃墟で目を覚ましたアグネスの前には、自らを“リングマスター”と名乗るピエロの格好をした男が立っていた。
 やがて、アグネスたちは、世にも恐ろしい残忍な殺戮ショーに巻き込まれていく。(「KINENOTE」より)


 邦題を見ると、完全に「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」の流用である。

 ポスター・ビジュアルは、ピエロの化粧をして、不気味に笑う男が写されているので、思いついたんだろうな。

 内容は純粋なホラーとは、ちょっと違ったが。


 深夜のガソリンスタンドで働いていた2人の女性、アグネスとベリンダ。
 
 その日は何のスポーツかは判らなかったが、母国デンマークが決勝戦に臨むということで、ほとんどの人がその観戦のため街に出てこない。
 そのため、ガソリンスタンドにもほとんど人が訪れず、2人は暇を持て余す。

 しかし、そんな夜にも時折客が訪れるのだが、それ故ちょっと怪しい雰囲気を垣間見せる。
 更に不可解な出来事も彼女たちの周囲で起こる。

 物語は、何者かに拉致されたかのように恐怖に慄くアグネスの様子と、ガソリンスタンドで2人の周囲で起こる怪しい出来事が交互に映し出される。

 果たして、アグネスの身に何が起こったのか、ガソリンスタンドを訪れた中で何者かが彼女を捕らえたのか。

 いったい彼女に何が起こったのか気になる展開から、実際ピエロの姿をしたリングマスターと名乗る男が、アグネスとベリンダ、更にアグネスの恋人に残忍な行為を施していく。

 理不尽な状況に置かれ、恐怖を味わわされるソリッド・シチュエーション・スリラーである。

 結構残虐な行為をリングマスターは彼女たちに施し、その様子は痛々しい。

 果たして、アグネスたちの運命はどうなるのか。

 犯人はこのようなことをよくやっている風にも見えたが、やけに詰めが甘い感じのする展開となっていく。

 サバイバル・アクションの様相を呈し、緊迫感高まっていくクライマックスとはなるが、何かスッキリしない感も受ける展開の作品だったな。

/5

監督:ソーレン・ユール・ピーターセン
出演:アンネ・ベルグフェルド、カーリン・ミキルセン
   デイモン・ヤンガー、クリストファー・ファブリシアス
於:シネマート新宿

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