CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-232「闇金ドッグス6」(日本)

2017年08月08日 00時21分52秒 | 日本映画
人間の体って幾らか知ってるか? 31億
 ヤクザから足を洗い、闇金業者ラストファイナンスの社長となった安藤忠臣。
 ある日、債権ブローカーから焦げ付いた債権を安く買い取る。債務者の名前は、伊良部慎太郎。ところが忠臣のもとに、その伊良部の妻が行方不明になった夫の手がかりを求めて訪ねてくる。
 しかしその妻とは、10年以上前に別れた忠臣のかつての恋人、荒木未奈美だった。(「allcinema」より)


 闇金業を営む安藤忠臣と闇金に手を出す人々の人間模様を描いた「闇金ドッグス5」に続くシリーズ第6弾。

 仲介業者からある債権を買い取り、その回収をしようとする忠臣。
 しかし、その債権者の妻が忠臣の中学時代の同級生、しかも元カノらしい荒木未奈美であることが判る。

 債務者の夫、伊良部が行方知れずとなっており、そのため忠臣は未奈美と共に伊良部の行方を追う。

 通常、債務者の夫が行方不明となると、妻に対し追い込みをかける忠臣であるが、さすがに元カノということもあり、どことなく思い切ったことができない感じ。

 
 一方で、忠臣と共に働いている須藤司は、前回に追い込みをかけた男が認知症の母親と共に自殺したことにより、それが心に大きな影響を与えている様子。

 思い切った追い込みもかけられず、死という言葉を聞いただけで体が反応してしまう。

 闇金業に疑問を抱くようになる司の様子も気になるところであるが、「闇金ドッグス2」から2作ずつ製作され、その2本目は司が主人公となっている本シリーズ。

 本作の後も「闇金ドッグス7」の公開予定があり、司の問題はそこで扱われるんだろう。


 忠臣の方は、果たして伊良部を見つけ出し、金を回収できるのか。
 それとも闇金業の非常さをもって未奈美に追い込みをかけるのか。

 いまだに忠臣に対し、気持ちがある様子を見せる未奈美。
 忠臣もその対応からして、少なからず気持ちは残っているのではないかという感じ。

 珍しくロマンス要素もあって、この回収の行く末が気になるところ。


 悪徳金融業者に対する仕掛けも面白かったが、忠臣と未奈美の関係の結末も、ある程度予想されたものの、切なさもあって面白い話であった。

/5

監督:元木隆史
出演:山田裕貴、西原亜希、長谷川忍、山本竜二、吉岡そんれい、堀部圭亮、青木玄徳
於:シネマート新宿

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